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朝活古典

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「朝のスタートに、生きる活力となる古典を届ける」を理念に掲げ、人生のヒントになる古典を選んで書いていきます📘 古典の普遍性を通して、「人とは何か?」を共に考えましょう📙
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朝活古典:言志四録

良いものは、適切に扱うための知識が必要ということですね。 美味しいものを食べれば、心が元気になり、体を丈夫にさせます。 栄養が偏ったり、間違った調理方法をすると、病気になってしまうことがあります。 男女は、それぞれに良さや得意とすることがあります。 でも、脳の作りが違うのに、男性が男性に接するように女性に接すると、意思疎通においてこじらせてしまいます。 逆もしかりです。 知識をもたず生活をしていると、知らぬ間に自分が加害者になってしまうことがあるかもしれません。

【貧しい家で育ったとしても、知恵や道徳を学べば、泥の中に咲く蓮のように生き生きとする】 お金がないなりにがむしゃらに努力して、自分の努力は間違っているのかなと、自分を疑うことはあると思います。でも、振り返れば一時の時間浪費が、長い目で見た時の糧になっていたりするんですよね。

【お金は生きている間は大切だけど、死ぬときは一緒に持っていけない。知識はずっと残り続ける。そして受け継がれていく】 まさに、僕が本で学んだことを発信する理由がこれです。生きやすさの糧をこれからも発信していきたいです📚

朝活古典:言志四録

自分が言ったことが1人歩きして、全然違う意味で人に話が伝わることがありますよね。 例えば、「仕事手伝おうか?」と仲間に声をかけられたけど、自分の仕事だし、責任を果たすために協力を断った。 そうしたら、「あの人は冷たい」と周りから評価されるようになった。 このようなことは往々にして、あるように感じます。 私たちは、どうしても相手が行ったアクションに対して、そのまま受け取ってしまいがちです。 しかし、相手の本音や隠された実情があるかもしれません。 江戸時代に、大塩平八郎

朝活古典:言志四録

例えば、温泉について調べるとします。 もし、「天然温泉は硫黄のにおいがしてクサイ!」と書かれている記事を見たら、どう感じるでしょうか? 自分が今まで感じた「クサイ」のイメージと温泉が合わさり、悪いイメージがするかもしれません。 でも、その人は天然温泉に入ることで、独特な匂いをはねのけてしまうほどの、肌がもちもちプルプルになるという恩恵を受けずに過ごしてしまうのです。 経験とは、情報だけを得るより多くの情報が入り、人生を豊かにするというのは、僕は言志四録に同感です。

朝活古典:言志四録

人がやってしまう間違いの1つに、失敗から学ばずに、同じ失敗をしてしまうことがあると思います。 「何で自分はこんなことをしてしまったんだ…」 「次は絶対やらないぞ」 と思うことは簡単。 でも、また同じ状況に会った時、失敗から学んだことを活かせるかは、案外難しいのです。 僕が、児童指導員として働いていたときの話をしましょう。 僕は週2~3回、自分が作ったオリジナルの教材を子どもたちへ提供することになっていました。 ある日の教材は、折り紙。 子どもでもできそうな折り紙を

朝活古典:言志四録

つまり、「豊かな時こそ心を引き締め、苦しい中では少しずつ力をため、必要な時に活躍できるよう準備せよ」ということでしょう。 初任給・ボーナス・昇給があるとワクワクしますよね。 「何にお金を使おうかな?」 「今まで買えなかったアレ買おうかな?」 ところが、財布の緩みから、つい使いすぎて、いつ何にお金を使ったか分からず、気づいた時にはもうお金がなくなることになりかねません。 家計がピンチになると、不安でたまらなくなりますよね。 「 欲しいものが買えない」 「お酒を我慢して、

朝活古典:言志四録

「人を叱るというのは愛情だ」という言葉は、使いやすくて危険な言葉だと思います。 なぜなら、罵詈雑言でさえ肯定してしまうからです。 さて、指導者・管理者・リーダー・班長など、人をまとめる立場の人は、どのような心構えが必要なのでしょうか? 言志四録では、相手の言葉を受け入れられる存在であれと書かれています。 なぜなら、相手を受け入れないと、人から嫌われてしまうきっかけを作ることになるからです。 僕が新卒で入社した会社の部長は、人に理不尽で、自分に甘いタイプでした。 ある話

朝活古典:言志四録

自分がやってみたいこと、できるようになりたいことに出会っても、つい上の存在を見て、落ち込んでしまうことはありませんか? 「自分にはできない」 「どうせ無理」 でも、本当にできないことなのでしょうか? 言志四録では、あきらめではなく、発憤が大切だと書いてあります。 例えば、僕の趣味のコーヒー。 自分で言うのもなんですが、僕は苦みの少ない美味しいコーヒーを淹れることができます。 今こうして書くことができるのは、美味しいコーヒーを淹れられるよう追求し続けたからです。

朝活古典:講孟箚記

今日は、なぜ私がnoteで読んだ本や、古典の考察を発信しているかについて書いていきます。 私の志は、今より生きやすくなるきっかけを広めることです。 人は何百年も昔から、同じようなことに悩み続けてきました。 だから、後の世も同じことで苦しまないようにとHOW TOが書かれた古典や、現代人が抱えるような悩みの解説本を読んで解説しています。 私が発信する内容を見た人が、実際に実践し、実践が周囲の人に良い影響を与え、結果的に多くの人がより良く生きれるようになったら、心から嬉し

朝活古典:講孟箚記

皆さんは、学生時代に教師から体罰を受けたことがありますか? 体罰が良しとされている時代が本当にあったと思うと、心が痛みます。 僕は、直接殴られたりしたことはありません。 しかし、脅迫を受けたり、用具部屋で尋問を受けたことはあります。 教育に体罰は必要なのでしょうか? 吉田松陰の答えは「NO」です。 松陰が開いた塾には、体罰がありませんでした。 なぜなら、松陰の教育方針の軸は、良き考えに体を浸して、時間がかかっても、少しずつ善の考えに近づけさせることだったからです

朝活古典:講孟箚記

大事なことでも、先延ばしにしてしまうことありますよね。 例えば、社会人になると友人との予定が合わなくなり、一緒に遊ぶ予定がどんどん先送りになってしまいます。 でも、ズル休みするわけにはいきません。 一体どうすればよいのでしょうか? 吉田松陰は、大事だと思うことは、すぐやりなさいといっています。 なぜなら、人が先延ばしをしてしまうのは、明日もその先も生きている前提だけど、時間が過ぎるのは早く、命はふとした瞬間になくなってしまうからです。 僕には、秋田の田舎に住むおば

朝活古典:講孟箚記

皆さんは、苦手なことがありますか? 僕は、休むことが苦手です。 何か物事に集中すると、つい熱中してしまい、寝る前まで考え、夜眠れなくなることがありました。 もし、苦手なことや悩みを解決したい場合、どうすればよいのでしょうか? 吉田松陰は、「知ること」と「行動すること」の2つを1つにしなさいと言っています。 なぜなら、知ったことをやってみないと、自分に合うかわからないし、正しいやり方を知らずに行動だけしていたら、時間を浪費してしまうからです。 僕が高校生から社会人に

朝活古典:講孟箚記

読書の面白さを知らない限りは、読書はつまらないですよね。 文字の多さに疲れるし、本の選び方や読み方を教わることはありません。 自分の力になる良い読書の方法はあるのでしょうか? 吉田松陰は、良い読書とは、 1.広く読み、要点をつかむこと 2.本を迎い入れるような気持ちで読むことと言っています。 1.広く読み、要点をつかむこと については、読書で得たことを、実践で活きる知識にするためだからです。 例えば、辞書のような分厚い本を読んだとき、読み切った達成感を感じるでしょう