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朝活古典:言志四録

人がやってしまう間違いの1つに、失敗から学ばずに、同じ失敗をしてしまうことがあると思います。

「何で自分はこんなことをしてしまったんだ…」
「次は絶対やらないぞ」
と思うことは簡単。

でも、また同じ状況に会った時、失敗から学んだことを活かせるかは、案外難しいのです。

僕が、児童指導員として働いていたときの話をしましょう。

僕は週2~3回、自分が作ったオリジナルの教材を子どもたちへ提供することになっていました。

ある日の教材は、折り紙。

子どもでもできそうな折り紙を、みんなで作る時間を設けました。

しかし、作業中1人の子どもが、「できない!」と泣き始め、パニックになってしまったのです。

別のスタッフがサポートに入ってくれたので、パニックになった子は落ち着きました。

しかし、「折り紙くらいならできるだろう」という思い込みは、=「皆できる」ではないということを、強烈に知らされたのです。

そして、僕はこの強烈な体験をしたのにも関わらず、また同じ失敗をしてしまいました。

内容は省きますが、
「一体、何のための失敗だったんだ…」
と、自分を恨みました。

それからの自分は、教材を子どもたちに見せる前に、最低でも3回は、子どもにとって適正なレベルかを確認するようになりました。


失敗はイヤですよね。
怒られて、悲しい気持ちになるのが目に見えています。

でも、将来起きる不安を今できたのは運が良いと受け止め、そして改善していけば、人生に起きる災いを、避けられると思います。

とはいえ、失敗が続くようなら、脳が何らかのエラーを起こしている可能性があります。

早めに心療内科へ行きましょう。

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