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言葉にできない才能を形にするプロセス~面接対策~

ある人の面接の準備を手伝っていました。
そこで感じたのですが、自分のことを他人に語るというのは、本当にむずかしいことですよね。

自分の良いところは、自分ではなかなか分析できない

面接の準備を手伝ったTさんは、私から見ればとても優秀な人。
技術的な能力だけでなく、人としてもリーダーとしての素質があり、論理的に物事をとらえることが得意な上に、面倒見もよい人物です。

第3者からみれば、「この人を雇わないなんて考えられない」というくらい才能があります。
でも、その才能をうまく言語化して、人に伝えることが苦手なんです。

インタビューの方式で、自己分析を手伝ってみた

「自己紹介を書いたので、ライターの視点で見直してほしい」と言われてたので、まず文章を見させてもらいました。
とてもうまくまとめてあったのですが、自己紹介として魅力が少ない気がしました。

Tさんの魅力をもっと引き出したいと思い、「もうすこし魅力を掘り下げてもいいですか?」と相談したところ、「ぜひ」とのことだったので、いつもやっているインタビューのほうしきで、Tさんの魅力を本人から聞き出すことにしました。

これが、とても成功しました。

インタビューが結果的に自己分析の代わりになった

インタビューをするときにはいつも、インタビュイーが話したことについて、「なぜそう思うの?」とか、「それにはどんな意味があるのだろう?」という視点で質問をしています。
これが、良かったみたいで、「なぜ?」を階層的に繰り返すことで、深層心理に埋もれていることを引き出し、Tさんの中で言語化できなかった部分を可視化することができたのです。

あとは、言語化したものを整えるだけ。ライターとして協力したというよりは、自己分析の手伝いをして、言葉を引き出したという感じでした。

とてもいい自己紹介が完成したと思います。

ですが、これを本番で自分の言葉としてしっかりと語れるかどうかが、またむずかしいですね。
絶対に緊張してしまうし、度忘れして頭が真っ白になる可能性もあります。
なので、リハーサルも付き合いました。
何度もやるうちにカメラ目線でしっかりと伝えられるようになっていました。オンライン面接でも、緊張しますよね。

本番は、かなり緊張してしまったようですが、冒頭の自己紹介だけはうまくいったようです。

結果はまだわからないのですが、ライターとしていつも自分がやっている深堀が、だれかの役にたつことができてよかったという話でした。

合格するといいな。


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