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夏休みは「話し合い」からはじめよう

今年も夏休みがやってきましたね
とは言っても
新型コロナウイルスの影響でお家時間は増え
いまさら夏休みと言われても…という感覚の方も
おられるかもしれませんね

夏休みはお父さんお母さんにとっては
気が重くなる側面もあることでしょう

毎日の食事の用意も大変です
しかし一番の心配事は
子どもがだらけてしまわないか
ちゃんと規則正しく過ごしてくれるかということではないでしょうか
そのための「監視役」のようになってしまうのって
とても疲れると思うんですが
そんな親御さんは
いろいろ背負いすぎているのでは?と感じることもあります

ですから夏休みに入ったらまずすべきこと
それは「話し合い」
子どもたちとこの夏休みをどう過ごすのかを話し合うんです

そのときすぐ子どもから答えが返ってこなくてもいい
次の日に持ち越されてもいいので
とにかく大事なのは親子ともども
知恵を絞るということなんですよ

時節柄、旅行などは気軽にできない状況だからこそ
夏休みの過ごし方アイデアを家庭内で募集するんです

これは実際に私がやったことなんですが
お父さん、お母さん、子どもひとりだったとすると
意見を出しても2対1とか3対0になっちゃうじゃないですか
そんなときは全員が指10本出して
その指1本ずつに人格があると見立てます

そして親指さんはこんな意見があります、
人差し指さんはこんな意見があります、というふうに
指1本ごとにアイデアを出していきます

そうすれば30個ものアイデアが出て来ますよね
そのアイデアをプレゼンしてアピールしてもらうんです
●●だからこれが良いと思うとか
△△だからこれが楽しいとか
お互い言い合ってから投票して決めていきます
投票するときも指1本につき1意見あるということで
投票していくんです

これをやることの意味は
とにかくアイデアを絞り出すということ

こういったことが「自ら考える」ということに
つながっていくからです

今って、夏休みの過ごし方ひとつとっても
あまりにも型にはまりすぎているんじゃないかと思うのです

そんな枠はとっぱらって
知恵を絞ってクリエイティブに夏休みを過ごしましょう
アイデアはそこらじゅうにありますから
それを学びととらえれば夏休みはすごくいい機会なんですよ

例えばお料理したりするお子さんもいらっしゃるでしょう
そのときに、ただ作るだけじゃなくて
自分の作ったものを紹介してアピールすることができれば
なお良しですね

自分がどんなことを工夫したかとか
どんなところが難しかったかとか
どんなことをこだわったかとか
料理1つ作るにしてもそこには物語があるじゃないですか
それを話してもらうんです

学校だったらそんなふうに発表したり
レポート書いたりするわけでしょう
それを家庭の中でもやってみるんです
ちょっと非日常な感覚で
親子の間柄でもちょっとかしこまってみる

するとどんな良いことがあるかっていうと
「とってもいいアイデアね!」って
褒めてあげることができるんですよ
それって子どもにとってはすごいモチベーションでしょう?
親にとっても子どもの成長を知る機会になるんですよ

子どもたちは「教えて」って言えばなんでも教えてくれます
ですから、なにか言いたい、発信したいという
子どもたちのモチベーションを支える工夫をしましょう

親が夏休みが憂鬱なのだから
子どもたちだって憂鬱かもしれない
そんなときに少しでもモチベーションが上がることがあれば
それで楽しく過ごせるようになるはずです

だからなるべく夏休みの序盤に
そういう機会を設けられるといいですね

せっかくの夏休みですから
「今日から夏気分でいこう!」とか
ちょっとイベントっぽい盛り上がりを演出して
楽しんで過ごしてくださいね

2021.7.19
下向峰子

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