【5分語り⑩】 言葉が未来を作る。

昔、3人のレンガ職人が、働いていました。
旅人が、一人のレンガ職人に問いかけました。

「何をされているのですか?」
すると、一人目のレンガ職人は答えました。

「あ?分かるだろう。親方に言われたから、
レンガを積んでるんだよ。暑いし きついし、たまったもんじゃないよ。
あーしんどい。」

旅人は、2人目のレンガ職人に、同じ質問をしました。

「何をされているのですか?」

「うん?壁を作っているんだよ。しんどい仕事だけど、
この仕事はお金がいいんだ。だから、まー仕方なくやっているのさ。」

3人目のレンガ職人にも、同じ質問をしました。
3人目の職人は何と、答えたと思いますか?

「何をされているのですか?」

「僕は、100年、いや、1000年と残るような
 この国の誇りになるような大聖堂の壁を作っているのです。
 この壁を多くの人が見て、美しい 素晴らしいと思う。
 そう思うと、わくわくしてくるのです。」

3人とも、同じ仕事をしているのです。
でも、取り組み方、心、そして 出てくる言葉は全く違うのです。

さて、この話には続きがあります。
10年後、3人はどうなったのか?

1人目の職人。
10年たっても、同じように、文句を言いながら、レンガを積む仕事を相変わらずしていました。

2人目の職人は どうなったのでしょう?
お金が良い違う仕事についていました。ただ、その新しい仕事も、
心から楽しいと思うことはできずに、相変わらず、
不満を口にするのでした。

3人目の職人はどうなったでしょうか?
レンガを一つ一つ丁寧に積み、そして、チームの中でも
前向きな態度が変われ、彼は、このプロジェクトのリーダーにまで上り詰めました。
そして、10年後完成した大聖堂の壁には、責任者として、彼の名前が刻まれたのです。

学校では、様々なことをします。
時には、嫌だなと思うこと。つまらないなと思うこと。しんどいなと思うこともあると思います。

でも、マイナスの言葉を言うと、未来は必ずマイナスになります。
マイナスがマイナスを引き寄せるのです。

でも、同じことをやったとしても、プラスの言葉を言うことで、
プラスの言葉がプラスの未来を引き寄せてくるのです。

言葉は 未来を 作るのです。

あなたは、今日、どんな言葉を使いますか?

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