微生物たちに感謝
醤油、みそ、納豆、ヨーグルト、鰹節、チーズ、ワイン、日本酒。これらの食品に共通するものがあります。何か分かりますか?
これらはみんな発酵によって作られたものです。
前回の投稿で告知させていただきましたが、今月末に発酵料理の料理家さんと一緒に「発酵ごはん×マインドフルイーティング」というイベントをすることになり、発酵についてちょっとリサーチをしています。こんなに身近にあるものなのに知らないことが多かったです。
発酵食品を作る微生物は酵母、細菌、かびの3つ。微生物が食品などに取り付いて、その食品を分解し、我々にとってよい物質を作り出すことを発酵といいます。新しい食品ができるっていうことですね。
発酵の効果
•栄養価が高くなる:納豆に含まれているビタミンB2は発酵前の大豆より増える。
•消化しやすくなる:発酵食品は、微生物の働きにより、ある程度消化された物です。
•長期保存ができる:元々腐らせたものであるため常温でも腐りにくい。腐敗菌の繁殖を防ぐ効果がある。漬け物や味噌漬けなどの保存食がそう。
•うまみが増す:タンパク質やでんぷんが分解合成されてアミノ酸、ブドウ糖になりうまみ成分や風味が増します。
発酵食品の効能
•免疫力の向上:発酵食品に含まれる微生物が免疫細胞を活性化することが分かっています。
•血流の改善:納豆に含まれるナットウキナーゼは血液をサラサラにする効果があります。みそには 血圧低下作用も。
•腸内環境の改善:乳酸菌などは、社会的なストレスや加齢が原因で増える腸内の悪玉菌を排除する効果があります。
•アンチエイジング:みそには美白作用があります。
発酵食品ってこんなに私たちにとってよいことがあるっていうのをあらためて知って、微生物たちに感謝の気持ちが湧いてきました! みなさんも次回発酵食品を食べる時は、目に見えない彼らの存在を感じながら食べてみてください。今週末はYou Tubeなどを見ながら、微生物の具体的な働きについて勉強したいと思います。
参考サイト:
haccola https://haccola.jp/
健康道場 http://www.kenkodojo.com/
*写真は昨年行ったゴア(インド)のビーチのサンセットです。