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16秒の静寂

アメリカのウェルビーイングの第一人者、ディーパック・チョプラ氏(*)のチョプラセンターで20年近くヨガとメディテーションを指導しているデヴィッドジー師の今この瞬間と繋がる「16秒の静寂」というメディテーションを紹介します。どんなに忙しくて時間がなくても、16秒の時間を取れない人はいないはずです! たった16秒でも心が落ち着くので、試してみてください。

① 目を閉じて、4秒かけて息を吸います。空気が鼻から入って、鼻の中を通って、のどの奥から胸に入ってお腹に入って行くのをその間しっかり意識して観察します。
② 吸った息を4秒間呼吸を止めて意識を集中します。お腹の中にたまっている感覚を感じます。
③ 4秒かけて吐きます。空気がお腹から胸に行って、のどの奥から鼻の中、鼻の外に出て行くのを意識して感じます。
④ 吐ききったら、4秒間呼吸を止めて意識を集中します。
⑤ 自然な呼吸に戻して、目を開けます。

以上です。

やる前に、最近上手くいかなかったことや、嫌なこと、心配事などを想像してみてください。そして、「16秒の静寂」が終わった後、16秒間呼吸に集中している間は、さきほど思い出した嫌なことは忘れているかと思います。なぜなら、呼吸に集中することによって、過去のことも未来のことも考えず、今この瞬間と繋がっているからです。

デヴィッドジー師はこのメディテーションをこれまで何千人かの人たちに教えていて、彼が教えていたミリタリーではこの16秒のメディテーションを「戦術的な呼吸」と呼んでいるそうです。

*ディーパック・チョプラ
インド生まれ、アメリカ在住の医学博士。長年心と身体の繋がりの大切さについて説いていて、ベストセラーの著書多数。オプラウィンフリーとも親交が深く、サンディエゴにチョプラセンターというウェルビーイングセンターを設立。