なぜデンマーク?
Hej(こんにちは)!今日は自己紹介を兼ねて、私とデンマークの出会いについて書こうと思います。
私は大学でデンマーク語や文化について学んでいます。
何100回と聞かれた「なんでデンマークなの?」という質問。
「私」を語る上でデンマークは欠かせないので、聞かれるといつも「よし!私のことを知ってもらえるチャンスだ!」と嬉しくなります。
興味を持ったきっかけは高校生の頃。当時大学受験に力を入れた高校に通っていたこともあり、課題やテストに追われる毎日・・・
いつもどこかで、個人の人間性を度返しに「テストの点数=その人を測る指標」という風潮に違和感を覚えていました。
そんな中、大学紹介のパンフレットを何気なく見ていると「世界一幸せな国デンマーク」という文字が飛び込んできました。
「なんだこの国?」と思い、インターネットで調べると
教育費・医療費無料など充実した社会システムの存在を知りました。
中でも驚いたのは「テストがない」ということ。当時のデンマークでは義務教育低学年におけるテストは、子供達の自尊心を傷つけるものとして法律で禁止されていました(現在は改正されています)。
当時テストに苦しめられていた私にとっては衝撃で、
「この国には私の求めている答えがある!」と直感的に感じました。
大学入学後、デンマークの言語を学ぶことを通して、デンマーク人の価値観に触れたり、歴史を知り、文学の世界に浸ることは私にとって特別な体験でした。
しかしある時、ある方に「そんなマイナーな言語を学んで何になるんだ、将来何の役にも立たないよ」と言われてしまいました。
今まで私がやってきたこと、専攻語の友達や先生方が否定されたような気がして、深く落ち込みました。
そんなモヤモヤした気持ちを抱えて迎えた留学生活。高校生からの目標であった夢のデンマークへ!
1年間という時間をデンマークへ過ごせたこと、チャンスをくれた家族の皆には本当に感謝です。
もし今あの「そんなマイナーな言語を学んで何になるんだ」という言葉をかけられても、私は何も感じないと思います。
なぜなら、この選択は正しかったと胸を張って言えるからです。
デンマーク語を学んできた時間、デンマークで過ごした時間が全て、私の人生を豊かにする、本当に素晴らしい体験であったからです。
あの体験が今の私を創ってくれているからです。
デンマーク人の幸せの価値観
地位や名誉など外からのものさしではなく
「個人として幸せかどうか?」という内のものさしで考える
自分らしく生きることが彼らにとっての幸せ。
私は感銘を受けました。
まだ意志が弱く周囲に流される瞬間も多くあります。
しかし、自分のペースで、でも決して妥協することなく、自分らしく生きていきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました!Tak(ありがとう)!
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