みなと新聞

水産と食品の業界紙「みなと新聞電子版」の公式アカウントです。漁業、養殖、市場動向、最新…

みなと新聞

水産と食品の業界紙「みなと新聞電子版」の公式アカウントです。漁業、養殖、市場動向、最新機器など、幅広く情報をお届けします。専門用語解説は毎週掲載中。購読・試読申し込みはこちらから⇒https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/

マガジン

  • 基礎から分かる水産用語

    みなと新聞にて毎週火、金曜日に連載中のコラム「基礎から分かる水産用語」です。 漁業、流通・加工、小売など水産で使われる一般用語から専門用語まで、分かりやすく説明しています。

  • チリ産冷凍ギンザケ内販価格

    水産専門紙「みなと新聞」の記者がチリ産冷凍ギンザケ(チリギン)大手輸入業者の国内販売価格(内販価格)を毎月聞き取り調査しています。主力となる4/6ポンドサイズのドレスは10年以上のデータの蓄積があります。

  • 養魚秘録『海を拓く安戸池』野網 和三郎 著

    ハマチ養殖のパイオニア、ワーサンこと故野網和三郎さんの自伝です。世界で初めてハマチの養殖に成功したワーサンの人生を懸けたノンフィクション物語をマガジンにまとめました。全42話(序文・あとがき・無料配信5話分含む)。 1話ずつの購入も可能です。

  • 鹿児島産養殖ブリの浜値

    みなと新聞が独自取材した鹿児島産浜値データを収録

最近の記事

  • 固定された記事

世界のホタテデータ2023

 日本のホタテガイの水揚げ、輸出、消費などをまとめた「ひと目でわかる 世界のホタテデータ2023」(note版)のご案内です。玉冷(冷凍貝柱)、ボイルなど、製品別に2022年現在の需給動向を把握したい方にお薦めです。 ☆水産のプロにお薦めです☆ ・主要産地の生産量や処理配分を知りたい方 ・相手先国別の輸出量を知りたい方 ・日本の消費量や需給動向を知りたい方 ・世界の国別生産量を知りたい方  2023年8月の中国による日本産水産物禁輸措置によって、最大の輸出先を失った日本

¥3,980
    • 【無料】基礎から分かる水産用語<222> 水産エコラベルとは

      水産エコラベルとは  主に、水産資源の持続的利用などに配慮した漁業や養殖業を認証する制度。認証品などに貼られたラベルそのものを指す場合もある。認証は国連食糧農業機関(FAO)の水産委員会が採択したガイドラインに沿って行う。認定基準を満たした商品はラベルの表示が可能で、消費者へ水産物の持続性を訴求できる。  認証では、漁業は適切な漁獲管理や生態系への影響評価、養殖業は養殖魚の健康管理などについて一定の水準をクリアすることが求められる。認証によっては有効期限があり、数年ごと

      • 【無料】基礎から分かる水産用語<221> 非日系市場とは

        非日系市場とは  海外における日系小売店や日本食の飲食店以外の小売や飲食店の市場。日本貿易振興機構(ジェトロ)や日本政府が用いる言葉で、明確な定義はないという。  ジェトロの石黒憲彦理事長は、8月の記者会見で非日系市場を「新興市場」と並ぶ商流構築の重点化を図る市場として挙げた。新興市場は米国中西部をはじめ日本食の普及による市場開拓が期待できる国や地域を指す。  非日系市場をターゲットにすることにより、訴求の対象となる市場の規模が大幅に拡大できる。さらに「競合が激しい日

        • 【無料】基礎から分かる水産用語<220> プーバランとは

          プーバランとは  日清食品のカップヌードルで「味付けえび」と表記されるクルマエビ科の小型のエビ。インド洋や南シナ海に生息するため日本ではなじみがなく、オキアミ説もあったことなどから「謎エビ」の愛称でも呼ばれる。  カップヌードルのプーバランはインド西海岸沖のトロール網で漁獲。現地でのフリーズドライ加工と日本への輸送、湯戻しを経ても色や形、味に変化が少ないことが決め手となり、同製品の開発時に60種類以上から選ばれた。  日清食品は1986年、現地のアマルガム・フーズグル

        • 固定された記事

        世界のホタテデータ2023

        ¥3,980

        マガジン

        • 基礎から分かる水産用語
          222本
        • チリ産冷凍ギンザケ内販価格
          10本
        • 養魚秘録『海を拓く安戸池』野網 和三郎 著
          42本
          ¥3,980
        • 鹿児島産養殖ブリの浜値
          7本

        記事

          【無料】基礎から分かる水産用語<219> 浮魚とは

          浮魚とは   海の上・中層に生息する魚。「うきうお」と呼ぶ。海面近くを大群で回遊する魚のことで、アジやサバ、イワシ、マグロ、カツオ、ブリ、トビウオなどが該当する。表層魚ともいう。海底に生息する魚は「底魚」と呼ばれ、ヒラメやカレイ、タラなどを指す。  浮魚はいわゆる多獲性魚種で、巻網や延縄、定置網、釣などによって漁獲される。産卵や索餌などで時期により分布域が大きく変化することも浮魚の特徴として挙げられる。  日本では浮魚の多くが、沖合で操業する大中型巻網船団によって漁獲

          【無料】基礎から分かる水産用語<219> 浮魚とは

          【2022年世界の魚介類貿易】金額増も数量は成長小幅(FAOまとめ)

           古くから魚食文化が盛んな日本。従来から輸入による供給が大きく、日本の魚介類輸入額は世界第3位となっています。一方、輸出金額は上位20カ国にも入っていません。近年は官民を挙げて農林水産物・食品の輸出拡大を目指し、輸出額が急増していますが、世界的に見れば日本のシェアはまだまだ少ないことが分かります。  みなと新聞は、国連食糧農業機関(FAO)の隔年レポート(2024年発行)を基に、世界の水産物貿易について記事をまとめました。2022年の貿易動向を示したほか、グラフなどを交えて過

          ¥700

          【2022年世界の魚介類貿易】金額増も数量は成長小幅(FAOまとめ)

          ¥700

          【2022年世界の魚介類生産量】養殖が初の天然超え(FAOまとめ)

           世界の水産物生産量(魚介類、藻類などを含む)は養殖技術の開発、進化などを受けて増加の一途をたどり、2013年以降は養殖生産が天然漁獲量を上回っています。22年には、藻類を除く魚介類のみの生産量でも、初めて養殖生産量が天然漁獲量を上回りました。  みなと新聞は、国連食糧農業機関(FAO)の隔年レポート(2024年発行)を基に、世界の水産物生産量や消費量についての記事をまとめました。本記事に添付されているデータは藻類や哺乳類などを除く魚介類のみの生産量ベースとなっております。2

          ¥700

          【2022年世界の魚介類生産量】養殖が初の天然超え(FAOまとめ)

          ¥700

          【無料】基礎から分かる水産用語<218> 金華山とは

          金華山とは  宮城県石巻市・牡鹿半島から海を隔てた南東に位置する島。周辺は「金華山沖」と呼ばれ、寒流と暖流が交わる潮目に当たる。水温の差が餌場をつくり出し、カツオやマサバ、マイワシなどの好漁場を形成する。また、地元では「金華」の名称を地場産品のブランドに取り入れ、付加価値向上を図る取り組みが広がっている。  面積約10平方キロ。東北を代表する霊場の一つに数えられ、かねて信仰の対象とされてきた。島内には金華山黄金山神社があり、関係者のみが暮らしている。  向かい合う牡鹿

          【無料】基礎から分かる水産用語<218> 金華山とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<217> アルゼンチンマツイカとは

          アルゼンチンマツイカとは  アルゼンチンの本土沿岸からフォークランド諸島周辺に生息しているツツイカ目アカイカ科のイカ。スルメイカに似た商材として知られる。近年、国内でスルメイカ不漁が続く中、加工原料として注目が高まっている。  国連食糧農業機関(FAO)によると、2022年の世界漁獲量は39万6358トンだった。うちアルゼンチンが16万7109トン、中国が7万5000トン、台湾が6万4196トン。その他、韓国やスペイン、ウルグアイ、バヌアツも漁獲する。日本でも1978~

          【無料】基礎から分かる水産用語<217> アルゼンチンマツイカとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<216> 特殊漁場とは

          特殊漁場とは  冷凍マグロ類を漁獲する延縄船の漁場のうち、南北高緯度の冷水域とされる漁場。一般的に脂のりが良いとされ、市場では高く評価される。  特殊漁場とされる海域は南北30~60度の高緯度の漁場。海が非常に荒れるため船の性能や設備、船員の経験などが求められる。台湾や韓国の海外船も特殊漁場で操業するが、設備が整う日本船がメインという。旬の時期に漁獲したマグロは脂のりが良く、東京・豊洲卸は「高品質の個体が多い」と説明する。  代表的な特殊漁場はメバチがチリ、シドニー、

          【無料】基礎から分かる水産用語<216> 特殊漁場とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<215> 長良川システムとは

          長良川システムとは  岐阜県を流れる長良川と特産品のアユを取り巻く人々の暮らしや水環境、漁業資源が深く関係し、成り立つ仕組み。このシステムが評価され、「清流長良川の鮎」が2015年12月、国連食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産(GIAHS)に認定された。  長良川は日本三大清流の一つとされ、川と人とが深く関わり暮らしを豊かにする里川として古くから親しまれてきた。現在でも全長166キロの流域には自然豊かな森から都市部まで約86万人が生活している。  GIAHSに認定

          【無料】基礎から分かる水産用語<215> 長良川システムとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<214> オマールとは

          オマールとは  歩行型のエビ類の一種でザリガニの仲間。はさみ(爪)があるロブスター属に属する。名称はフランス語でハンマーを意味するオマール(homard)に由来する。カナダと米国で漁獲される北米産オマールと、英国やフランスなどで漁獲されるヨーロッパ産オマール(通称オマールブルー)の2種がある。  標準和名は北米産オマールを「アメリカンロブスター」、オマールブルーを「ヨーロピアンロブスター」と規定する。一方で、ある商社は2種の呼称について「少なくとも業者間の取引でこの標準

          【無料】基礎から分かる水産用語<214> オマールとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<213> 漁村とは

          漁村とは  主に漁業で生計を立てている村のこと。うち、漁港の背後に位置する人口5000人以下かつ漁家が2戸以上ある集落のことを漁港背後集落と呼ぶ。水産庁によると、多くの漁村や同集落は半島地域や離島に立地している。このため、漁業活動には有利だが自然災害に対しては脆弱(ぜいじゃく)とされる。  漁村や集落は漁業活動を行い、水産物を提供する以外にもさまざまな役割を持つ。オニヒトデといった食害生物を駆除しサンゴ礁など海洋生態系を保全する活動、地元で漁獲する水産物を使った伝統料理

          【無料】基礎から分かる水産用語<213> 漁村とは

          広がるご当地サーモン 全国産地マップ 

           日刊水産専門紙「みなと新聞」が作成した「ご当地サーモン産地マップ」のご案内です。  回転すしなどで大人から子どもまで人気の高いサーモン。近年は「○○サーモ ン」などと名づけられたサケやマスの仲間の養殖が拡大しています。北海道から九州まで、全国の“ご当地サーモン”はその数100ブランドを突破しました。  みなと新聞は7月2日付の紙面(1日配信の電子版)にて、全国のサケ・マス養殖産地をまとめた「ご当地サーモン産地マップ」を掲載いたしました。水産研究・教育機構の協力を得て、

          ¥3,980

          広がるご当地サーモン 全国産地マップ 

          【無料】基礎から分かる水産用語<212> 食料安保とは

          食料安保とは 「食料安全保障」の略。「良質な食料が合理的な価格で安定的に供給され、かつ、国民一人一人がこれを入手できる状態」を指す。政府が2024年5月に成立させ、6月施行した改正食料・農業・農村基本法で定義した。  農林水産省は改正のポイントについて「食料安全保障を明確に定義した。また、定義の中に“国民一人一人がこれを入手できる状態”という文言を加え、食品アクセス問題も踏まえた内容になった」と説明した。同省ホームページによると、高齢者などを中心に食料品の購入や飲食に不

          【無料】基礎から分かる水産用語<212> 食料安保とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<211> シュリンクフレーションとは

          シュリンクフレーションとは  シュリンク(縮小)とフレーション(値上げ)を合わせた造語だが、日本では「ステルス値上げ」が通じやすい、価格を変えずに内容量を減らす実質的な値上げ方法。  告知義務はなく違法でもないが、消費者庁や民間の調査では「通常の値上げよりも印象が悪い」とする回答が多い。改定前後の容量やカロリーをまとめたサイトもあり、変化が如実な菓子やパンほどではないが、一律料金が売りの回転寿司や100円ショップでも売られる缶詰など、縮減が比較しやすい商品で水産の事例が

          【無料】基礎から分かる水産用語<211> シュリンクフレーションとは