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短編小説作品集2

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短編小説第2集。身近な日常にある幸せ、ちょっと不思議な物語。心に響く作品をお届けします。
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記事一覧

短編小説『半透明な熱帯魚たち』 Ⅲ.陽花(Haruka)(2)

(2) 「皆、いつも番組を聴きに来てくれてありがとう。実はね、今日は皆に話があるの。昨日…

短編小説『半透明な熱帯魚たち』 Ⅲ.陽花(Haruka)(3)

(3) Hizuki「Harukaだけに守らせるなんて、やだ。私だって、Harukaを守りたい。しつこい…

短編小説『半透明な熱帯魚たち』 Ⅲ.陽花(Haruka)(4)(最終話)

(4)  決して話すことが得意でないHizukiとSeinaが丁寧に伝えてくれた思い。  それは、…

短編小説『半透明な熱帯魚たち』 Ⅲ.陽花(Haruka)(1)

Ⅲ. 陽花(Haruka) (1) 「さあ、今日も午後4時になりましたー! Harukaの部屋へ、今日…

短編小説『半透明な熱帯魚たち』Ⅱ.星那(Seina)

Ⅱ.星那(Seina)  星那は、いつも微笑んでいる。  高校でも、バイト先のコンビニのレジでも…

短編小説『半透明な熱帯魚たち』Ⅰ.燈月(Hizuki)

☆この作品は、一年少し前に書いてずっと眠らせていました。  いじめに触れる内容を含みます…

【縦スク文庫】「虹の彼方に」

🌟ミムコさんの【縦スク文庫】のテンプレートをお借りして、  短いものがたりを書いてみました。  たまには、こんな恋もいかがでしょう? 👓こちらの記事から、テンプレートをお借りしました☺  他にも素敵なテンプレートやCanvaでの作り方も記事で教えてくださっています✨  ミムコさん、素敵なテンプレート(しかも、少し長い文章用✨)をありがとうございます🌸  デザインが本当に素敵すぎて……✨   書いている間も、ドキドキ・ワクワクしていました💕  ずっと参加したいと思っていた

【短編小説】桜の花びらの下には(4)最終回

 それは、「河合宗次郎さんは」で書き始めなかった唯一の原稿用紙だった。 『私は、河合宗次…

【短編小説】桜の花びらの下には(3)

 風が吹き込んだ時、どうやらこれだけは、カップが重石となって舞い上がらずに済んだらしい。…

【短編小説】桜の花びらの下には(2)

 狭い部屋の中を舞う小さな花びらは、やがて床に散らばった原稿用紙の上に軽やかに着地する。…

【短編小説】桜の花びらの下には(1)

「高牧先生、そろそろ部屋を片付けませんか? 足の踏み場もないじゃないですか」  女性誌に…

【ピリカ文庫】桜が散ったその後に

 今年も桜が咲いた。  川沿いに連なる桜並木は、辺り一面をピンク色に染めたばかりだという…

フルーツサンドは、おやつですか【ノトコレ応募用短編小説】

「翔ちゃん、別れよう」  ひとつ年上の彼女、莉子に突然別れを告げられたのは、文化祭の最終…

【短編小説】初恋のきみに花束を(3)終

 十三時、米原駅に到着した。少し眩暈がするのは、夢をみていたせいか。  駅の改札を出ると、「蒲沢生花店」と書かれたワゴン車に乗った璋が待っていた。 「おう、瑠那! こっちこっち。はよ乗りいよ」  八年振りだというのに、くったくのない笑顔も「ゼロ距離感」も変わっていない。璋に向かって大きく手を振ると、小走りで車に乗り込んだ。  道中は、どこまでも青空を映した美しい水田の景色が続いている。車窓からその景色を黙って眺めていると、私には何も聞かず、璋は近況を話し始めた。