【爺ちゃん。ありがとう❺】

「お陰様で生まれた変化」について話します。

　前回も話したが、具体的にはお金の管理なんだが、遺族側が異常（借金まみれ、盗み癖）なため、ストレスがよりかかる。　

　しかも、他の人たちは当てにならないし（遺族のこと）、遺族や親族含めて僕が一番若い。

　そんな状況で、ミスが許されない役割を担うのは、現在の僕のレベルでは全力を出しても捌けるかどうか怪しかった。

　爺ちゃんが与えてくれた成長する機会を無駄にするまいと、葬儀の責任重大な役割を背負った。葬儀の勝手もわからないし、まず用語すらわからない。

　しかし、投げ出せば確実に葬儀が崩壊し、また犠牲者が出てしまうのは目に見えていた。

　結果的に、頭をフル回転させ、冷静に「今何が必要なのか？」「この話し合いで出すべき答えは何か？」「この葬儀のゴールはどこなのか？」を考え、発言力が弱い（若いから）中でも発言した。

キャパオーバーなのは頭よりも、体が先に感じ始めた。

　この体験で、自分の限界の半歩先を歩けた感じがした。これは、爺ちゃんが与えてくれなかったら歩けなかった世界だと思う。

爺ちゃんは最後に「成長のチャンス」を僕がアンテナを立てているタイミングで与えてくれた。だから成長できている。

爺ちゃんのお陰で「成長」できた。

❻へ続きます

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