スターバックス渋谷店の珍客たち
スターバックス渋谷店には、妙な客が寄ってくる。
妙な客第一号「声がでかい女たち」
「スタバでさー、ジュース飲んでいいと思うー?」
「まあいいんじゃねー?」
「だよねー」
二人の会話は、スターバックスの客全員に丸聞こえだった。隣に座る僕の鼓膜は、彼女たちの声によって破壊されていた。
「ウチさぁ、かっこよすぎる人はタイプじゃないんだよね」
「へ〜、じゃあどういう人がタイプなの?」
「うーん、ザ・かっこいいみたいな人は無理かな。ちょっとダサいくらいがいいかも」
「えー、たと