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僕の小規模な退職

書き出しが難しい。
文章を書くなんて苦手でしかない。
だが書いてみることにした。
なぜかというとこれからの人生をどうするか悩んでいるからだ。

20代半ばに入社し約19年勤めた会社を辞めることにした。
現在44歳。中間管理職の中年おじさんである。

退職を決意してから4週間経った。
忘れもしない2月26日8時58分。
上司から送られてきた1通のあるメールがきっかけだ。
数日間悩み、その週末に決意した。
翌週には退職意思を伝え先週退職届を出した。

最終出社日までの日数が迫ってきたこのタイミングで
何か始めようとnoteに登録をしてみた。
人に見せる文章なんて書いたことがない。
いや厳密にはある。
数年前にはブログを書いてみたこともあるし、
口コミを書いたりレシピ投稿したことだってあるじゃないか。
(どれも長続きしていないが)

話を戻そう。
もうすぐ19年勤めた会社を辞める。
20代の頃にも会社を辞めたことはある。
何社も点々とした。
若さゆえの過ちだ。
職が無いこと、職を探すことの苦労はよく分かる。
毎日が日曜日だなんて呑気なことは言ってられない。
そう言えるのは仕事があり収入があるという安心感があるからだ。
それが途切れる。正直不安だ。

そんなに不安なら辞めなければよいだろう。
もっと辛い思いや苦労をしている人間だっているんだ。

そんな幻聴も聞こえてくるが
もう我慢の限界だったのだ。

会社には滅私奉公のように向き合っていた時期もある。
若い時にはキャリアアップや役職を上げることを目標としてきた。
会社に忠誠し、合理性の名のもとに他者を傷つけたこともある。
だが、いつしかそんなモノに疑問を持ち始めた。
疑問で終わったら良かったのかもしれない。
徐々に嫌悪に変わっていった。
そんな矢先にあのメールが来たのである。
張り詰めていたものが弾けたような感覚がした。
緊張が解けたとか
憑き物が落ちた感覚。
もう会社に対してなんの気持ちも無くなってしまったのである。
10年後、いや1ヶ月後の自分すら想像できない。
そこには自分は存在していないのだ

「辞める」

妻に相談し反対はなかった。
それからというものの思っていたよりも冷静でいられた。
たしかに不安はある。
この先どうするか悩んでもいる。
でも辞めることには1ミリの後悔も未練もない。
むしろ最終出社日までの日数が長く感じるくらいだ。

かのメールとは別の上司に相談し
業務引き継ぎ最短距離での最終出社日を考慮してもらった。
それでも長く感じる。
ポートフォリオを作成し、転職サイトにも登録、経歴等の情報も入力した。
準備は整った。ヨシっ!

というわけで新しい何かを始めてみよう。
ということでのnoteである。

こんな感じでスタートしてみよう。
転職先も決まっていない。
転職するかさえ悩んでいる。
推定無職。
44歳の中間管理職が19年勤めた会社を辞める話を書き綴ることにする。

#退職 #中年おじさん #転職 #無職 #推定無職 #エッセイ

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