【見習い日記⑪】 臍(ほぞ)を噛むのは嫌なんよの話
「臍(ほぞ)を噛む」 今日は最近覚えたこの言葉を使いたい。まずはっきり断言しておきたいのは、日常生活でこの言葉を使うことは無いということだ。
意味は「もう終わったことについて後悔すること」だそうだ。言い換えると「後悔先に立たず」。で あるならば なおのこと今日使っておきたい。寝て起きたらもう忘れてしまっている。
そもそもなぜ「臍(ほぞ=へそ)」なのか?詳しいことは分からないし調べようとも思っていないのでここでは割愛させていただくが、人間の構造上「肘」や「腰」も噛むことはできないのでそこでもよかったはずだ。さらに「噛む」に固執しなければ、あごを引き、目線を上に向けた状態では下唇は鼻に付かない。←これでもよかったはずなのだ。
さて本題へ戻そう。時間がもったいない。
ボクは王道から外れることが嫌いな男だ。奇をてらうことも、そう思われることも嫌いだ。王道を外れることで、あぁしまったと後悔してしま…臍を噛むことになるのが怖いのだ。
特に王道から外れたくないもの…それはランチメニューである。また食べ物の話かと思われたことであろう。ボクが食いしん坊なのは否定しない。それゆえにランチメニューに対してはただならぬ覚悟を持っている。
さて、下のメニュー表を見ていただきたい。
仮に、たまたま入った食堂にこのようなメニューがあった場合、皆さんなら何を注文するだろうか?きっと意見は分かれるはずだ。ボクもその日の気分やコンディション、またはそのあと食べるスイーツの内容によって変わる。
しかしこれがラーメン屋だった場合はどうだろう。ボクは100% ラーメンを注文する。ラーメン屋なのにカレーが美味いと言われる店も存在するが、それでもボクはラーメンを注文する。あぁやっぱりラーメンにしとけば良かったなぁと1ミリたりとも後悔したくな… 臍を噛みたくないのだ。うどん屋であればうどんを頼むし定食屋であれば唐揚げ定食を頼む。その店の看板メニューが1番美味しいに決まっている。繰り返すが、ボクは後悔したくな…臍を噛みたくないのだ。
ただし、ここで1つ問題がある。ボクはちゃんぽんが食べたいのだ。ちゃんぽん専門店なんかリンガー◯ット以外なかなかお目にかかれない。そう、ラーメン屋なのにちゃんぽんが美味いんだよパターンでしかちゃんぽんを食す機会がないのである。ボクの脳内で 王道は外したくない VS ちゃんぽん食べたい の死闘が繰り広げられるのだ。これはもう 2002年 PRIDE での高山善廣 VS ドン・フライをも凌駕するほどの壮絶な殴り合いである。
しかし、この死闘を制するのはやはり「王道は外したくない」なのだ。もうどうでもいいよと思っていないで一緒に解決策を考えようではないか。
ボクの考える解決策はこうだ。
これである。これは注文するしかない。ここがラーメン屋であってもカレーハウスであっても注文せざるを得ない。意思の弱い自分を変えるのではなく、メニュー表記自体を変えてしまうというトリックプレーである。
うーん、「臍(ほぞ)を噛む」が使いたいという当初の目的とはかけ離れてしまった。ここまで来ると、元のレールに戻るのは不可能だ。仕方ない。時間もないので今日はこの辺にしておこう。ここまで話を聞いてくれてありがとう。
あ、そうそう、冒頭で「あごを引き、目線を上に向けた状態では下唇は鼻に付かない」という話をしたが、きっと読みながら実際にやってみたのではないだろうか? こんな顔になっていたのでご報告しておく。
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やられた!しまった!誰が志村けんやねん!と さぞかし臍を噛んでいることだろう。ではまた。
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