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【短歌&小さな物語】「ショーロンポー外し」

小籠包ショーロンポー
いいです今日は
違うもの
ひねくれ女
春雨スープ

「ショーロンポー外し」#今日の短歌(十八)

鼎泰豐ティン・タイ・フォン」は、日本で一番有名な台湾のレストランかもしれない。

そして、「鼎泰豐ティン・タイ・フォン」と言えば、「小籠包ショーロンポー」。「小籠包」と言えば、「鼎泰豐」だ。

「鼎泰豐」は確かにおいしいけれど、有名店だけあっていつも込んでいるし、もちろん値段もそれなりにする。

「鼎泰豐」の本店は台北市大安區の信義路にあるのだが、わたしはふだんは、同じ大安區の永康街にある「金雞園チン・チー・ユァン」というお店を利用することにしている。こちらのお店の方が庶民的な値段設定になっているのに加え、味だって決して「鼎泰豐」に負けてはいないと思うのだ。

ただ、「金雞園」はウーバーイーツが使えないので、店に行く時間がない時にはあきらめるしかない。

今日は、ひさしぶりにデリバリーで「鼎泰豐」を頼んでみた。

ただ、「小籠包」はあえて外した。

もっとあっさりしたものを食べたい気分だったからだ。

それが、これ。

さすが「鼎泰豐」!デリバリーでも専用の袋で届く

――油豆腐細粉ヨウ・ドウフ・シー・フェン

蓋を開けると、中はこう。

スープと「細粉」(春雨)が別々の容器に入っている

このまま食べるのはさすがにものぐさ過ぎるので、器に入れ直す。

黄金色のスープがきれい

あっさりしたスープの中に、「細粉シー・フェン」(春雨)や「ヨウ・豆腐ドウフ」(日本の「油揚げ」に近い)、ひき肉を「豆皮トウ・ピィ」で包んだもの――などが入っている。

油豆腐細粉ヨウ・ドウフ・シー・フェンは、日本人の口に合う台湾料理の一つと言っていいと思う。

台湾旅行に来て、脂っこい料理に食傷ぎみになったような時でも、この料理は消化がいいのでお勧め。


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