しくじりOL、わたしみたいになるな~再休職しても迷走するもんらしい
経験を重ねるとだいたい「上手く」なるはずなんですけど、わたしの2回目の休職はこの法則ガン無視で始まりました。だいたい1年間の休職期間でしたが、振り返ってみると休職初期の空回り期間がすさまじい。
うつの急性期に大事な決断はするな、とあれだけ言われているのに、わたしはその助言を無視し続け、自分が倒れるまで走り続けました。
「空回り」とは、まさにこのこと。
わたしの体験談を共有することで、少しでも同じような空回りをしてしまう人が減りますように。
焦りに焦って転職活動に手を出す
休職初期、自分の人生にもう二度と来ないと思っていた「休職期間」が再び始まってしまい焦りしかなかった時期でした。2度も”正しいレール”から外れてしまった自分を情けなく思って、自責で押しつぶされそうでした。そして「なんとかしなきゃやばいぞ・・・」という焦りがわたしを迷走の闇へと引引きずり込むのです。不安に煽りにあおられまくって、前回の休職の過ごし方などすっかり忘れて、わたしがしたのは休養ではなく転職活動でした。
まず前提として、休職初期ってうつのひどい時なんですよね。
だからこそ焦燥感がひどく出てしまったのでしょうけど、身体も心も「ヒンシ」状態で転職活動なんてうまくいきっこないんです。
ね、客観的に見れば誰でもわかるんですけど、自分のこととなると本当に周りが見えなくなるんです。灯台下暗し。
転職活動も初めてのことなので、エージェントのいうことがすべてと思いすぎていたわたしは、言われるがまま「あわわわわ」という感じで転職活動をしていました。身体に鞭を打って打って打って、職務経歴書を作り、適性検査を受け、あれよあれよと転職活動のレールの上にいました。
(これ降りられなくない?)と気づいたときには、時すでに遅し。
書類選考が始まり、通り、面接をやれだのなんだの。結局、面接が数社決まったころようやく「今は面接を受けられる状態じゃない」と気づいて、エージェントに一方的に「全部やめたいです」と連絡して、転職活動の幕を閉じました。
あとからわかったことですが、転職活動って普通の人でもかなりしんどいものらしい(当たり前だ)、だから間違っても「ヒンシ」の人はやっちゃダメです。これ私とのお約束です。
・・・・これで空回りが終わりかと思いきや、終わりじゃないのがまじで怖いところ。
会社員がダメなら、フリーランスっしょ!
昨今の副業ブーム、フリーランスブームに憧れをいただいたわたしは「会社員」じゃなければいいんじゃない?と安易に考えだします。
「そうだ、フリーランスになろう」
何度も言いますが、この人「ヒンシ」なんですよ。
そうやって、急ごしらえでとりあえず調べまくりました。今熱い副業、フリーランスはどうやってなるのか、などなど。
そして行き着いた先は、フリーランスになりたい人向けのスクール。SNSをお仕事にしたい人向けのスクールで、わたしはこれだ!と思ったのです。
本当に痛々しいくらいですが、わたしは本気でした。
休職中の身なのに何十万とつぎ込んで、わたしはスクールに入ったのです。
そして、これもあれよあれよと課題が出される、自律が求められる、SNSの更新が始まる、などなど、また降りられないトロッコに乗ってました。
行きつく先が明るいと信じて疑ってなかったので。
でもね、これも途中で身体が音を上げたんです。
というかね、SNSを仕事にするの完全に向いてなかったんです。
おもんなかったんです。ていうか、つまらんかったんです。
面白かったら続いていた可能性もあるけれど、わたしのやりたいことこれじゃないわと思いました。そして自分で仕事をとってくる自律してやる管理する、ことがいかに難しいことかを肌感で知りました。
フリーランスはエネルギーがないとできねぇ…。会社員のが楽だわ。
と、当たり前のように多くの人が挫折するところで挫折しました。
そうしてようやく「あ、休もう」って思ったんです。
休職して4カ月くらい経過していました。
しくじりから得た教訓とは
転職はエネルギーのあるときにやれ!
わたしはSNSのお仕事は向いてない!
フリーランスはエネルギーのある人がやれ!
休職中は休め、特に初期!
急性期に高い買い物はするな!
4カ月とウン十万、高い高い勉強代でしたが、新発見は2つ目くらい。
しっかり休んでから考えればわかること。悲しい勉強代でした。
休職中の人に伝えたいこと
今、休職が始まった人の中には「焦り」が大きい人もいるかもしれません。
でも、まずはなにより「休養」してください。いまの頭はどう考えても正常に動きません。あなたは「ヒンシ」ですから、しっかりと休んでください。
ゆっくり休めば、次第に思考がクリアになります。その時に考えればいいのです。それまでは休もう。だって休職期間だしね。
間違っても転職活動はしないこと、新しいことを大きく始めないこと、これはわたしと約束してください。
かなり赤裸々で痛々しいわたしの話が、だれかのつまずき防止の杖になることを祈ります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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