見出し画像

グルテンフリーへの道(5)

プロ患者まさこが思うこと。

若い頃、私は頻繁に腸痙攣を起こしていました。
キリキリおなかが痛くなったあと、おなかにガスが溜まり、妊婦さんのようにおなかが膨れて、ガスは背中のほうまでまわるのです。
苦しくて横になることもできません。
そうなると、病院で腸壁からガスを吸収する薬を点滴してもらうしかありません。
いつ腸痙攣になるか自分でもわからないので、出先のあちこちで救急搬送されました。
大学のときは《まさこ死亡説》が流れました。
腸痙攣の原因はストレスと言われてきました。
けいちゃんは、おかゆ嫌いの私のために、少しでも消化によいものをと、おうどんを煮たり、パンを買ってきてくれたり、にゅうめんを作ってくれたりしました。
全部小麦粉です。
不調な腸に、体に合わない小麦粉をどんどん投入していたことになります。
腸の不調の原因は、ひとつではなくて、ストレスだったり、食生活、ホルモン、自律神経、色々あると思います。
でも、私はそこに小麦粉もあるとは思っていませんでした。
今になって考えると、腸痙攣の原因てストレスもあったかもしれないけど、もしかして小麦粉もあった?
元々体力も体調も低空飛行の私は、小麦粉の摂取量が増えても減っても、体調の誤差くらいにしかとらえていなかったからです。
ただ、そのときから小麦粉を控えていたら…体調も人生も、だいぶ違っていたはずです。
(人生については変わってほしくないから、グルテンありがとう)
グルテンは、他の食品のアレルギーのように、食べてすぐ症状がでるわけではありませんし、普通のアレルギー検査では測定できません。
症状が出るのは摂取してから、数時間~数日後。
頭痛の原因が、おとといのパスタ
むくみの原因が、おとといのパン
てこともあるらしい。
これでは、プロ患者まさこでもわかりようがありません。
貧血、喘息、胃腸の不調、便秘、下痢、胃痛、めまい、倦怠感、疲れなどなど、グルテンが原因で起こる症状はたくさんあるみたい。
私のように、グルテン過敏症なのを知らずに薬を飲んでいたり、治らない症状を(こういうものだから仕方ない)って我慢している人=3週間前の私…が、実はいるんじゃないかなぁと思います。(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?