(読み切り小説)海底(うなぞこ)ロマンス

浦島太郎に登場する亀って
サイズ的にウミガメっぽいな、と
なんの気なしに思ってたんですよね🐢

スミマセン、ここから
かなり長文で語ります(謝罪から入る)

まぁ、ウミガメ説(仮説)🐢
海から現れて海に潜るんだし
私だけじゃなくて誰かしら
おおよそ見当付くような事を
大発見みたいに思ってました（笑）

そしたら、とにかくウミガメだとしたら
あれって、、陸に上がるのはメスだよね
ウミガメのメスだけだったような🐢

そう、産卵の時にウミガメのメスが
陸に上がる以外、他に無いじゃん！って。

結果、浦島太郎が助けたカメは🐢
私の中でメスのウミガメという事になりました。

補足)後に知る、すでに有識者の方々が
アカウミガメのメス(産卵)だと推測してました
(後出しジャンケンみたいで恥ずかし)

まぁ、助けたカメはメス🐢
きっとうら若き乙女(決めつけ)
産卵って言うとちょっとダイレクトだから

トキメキでも探しに陸をお散歩してた
そして、恋しただけで産卵しちゃうみたいな

ほらあのホストの帝王ローランドの
いつもサングラスしている理由が🕶
「目が合うと妊娠させちゃうから」
という名言もありますし（笑）

兎にも角にも乙女なウミガメ🐢
海の男、浦島太郎に恋をして
(なんせ窮地を救ったヒーローですし)

恋が成就(産卵)する、その前に
精一杯のもてなしをしようと連れだった
自慢の海底(うなぞこ)
広がるユートピア(龍宮城)

大好きな人に一生懸命
楽しい時間を提供し喜んで貰いたい✨
そして夢のようなひとときの間(ま)に
カメの恋心も実ったならば

そんな一途な想いは程もなく
浦島太郎が美しい乙姫樣に心奪われて👩
終わる恋、カメの想い泡のように
しぼんで弾けて、とにかく消えた、、。

玉手箱を手渡したのは
本当はカメだったんじゃないかしら？

あんな恐ろしい箱(開けたら老けちゃう👴)
おもてなしのお土産に普通に持たせるの
悪魔かと思うもん、ねぇ（笑）

乙姫樣に化けたカメが👩🐢
誘惑に勝てずズルズルと長居して
乙姫様とランデブーに励む浦島太郎を見て
やだ、なんてヒドい人（泣）
カメの嫉妬たるや、想像だにできず
誘惑の箱、カメの無念込めた愛の箱🎁

昔から開けちゃ駄目！は絶対なる
終焉への決め台詞
(最後通告、テンプレ、フラグetc‥)

開けたら、ツルは飛んでっちゃうし
開けたらオオカミ入って来て
仔ヤギがわんさか食べられちゃう

玉手箱も然り
例外など無いのが昔話の不条理。

誘惑に勝てず龍宮城で遊びほうけ
何かちょっとだらしなくなってしまった
浦島太郎へ
憎悪にも似た愛を込めて♡

乙姫様(変身カメ)が手渡す箱、受け取って
もしまだ強い意志保つだけの
誘惑に勝って開けずに済むだけの

そんなラストでも良かったんだ🐢

大好きだった人
誘惑に負けてしまうなら

いっそ遥かに飛ばされて
私の想いも煙のように

一緒に消えてなくなってしまえ。

いやあ、嫉妬って
カメの世界でも怖いですね（笑）

乙女(カメ)心
哀しい憎悪、乱れる樣すらも
何故か愛しく美しい✨

海底(うなぞこ)ロマンス

最後まで読んで頂き
ありがとうございます！

陸に上がるのはメスのウミガメだけ🐢

そしたら、助けたカメと浦島太郎の
実は切ないラブストーリー
あってもおかしくないかもね、などと
密かに温めていた創作ロマンス
語り口、口語調、そんな感じで収めました。

長くなりました
では、お休みなさいませ🌙