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V配信者の「詰んだ」は「難しいなあ」だけど、老ゲーマーが「詰んだ」と言うときは本当に詰んでいる【女神転生Ⅲプレイ日記】

熟年ゲーマーが金を払って買ったRPGを前にする「詰んだ」は、若いもんとは重みが違うのじゃ。
「私の人生は行き詰まった」
ぐらいに、とらえてもらってかまわん。

と言ってもすぐ道のりを示してほしいわけじゃない。
一晩寝てリフレッシュしたら、難所も角砂糖みたいにスッと消えてくれないかと思っている。

私は今、「女神転生Ⅲノクターン」でめんどっくさい三姉妹につかまって終わりのない戦いを強いられている。

クシナダヒメのビジュアル好き。櫛の妖怪?

モイライ三姉妹はオンラインマニュアルに大きく載っているぐらいなので、当時クリアした人からしたら「あーこいつね」ってところだと思うけど、これどうなってんの?三姉妹を順番通りに倒せばいいの?え?でもこの順番だと時間たりなくない?無理じゃない?どういうこと?

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どっかに、ほんの少しの勘違いがあるんだろうけど、わかりやすく「詰んだー」って言いました。
しょうがないので攻略サイトを…見ないのが面倒くさいプライド高いところで、コーヒー飲んだりレモンティーを淹れて考えてみた。ゲーム外でレモンティーを飲んだらフラグ解除というのはないですか?ないんですか。そうですか。

昔はRPGでよく詰んでいた

敵が強くて詰むんじゃなくて、次にどこ行けばいいかわからず、人の話を聞いてなくて詰むとか、道に迷って投げだすとか。
初代プレイステーションぐらいまでのRPGは「詰むことも当たり前」。
この感覚を久しぶりに思い出した。少し他のことやって、また再開したら、勝手に仲間が動き出して
「ああ、ここ行けばイベントがおきて話が進むんだ!」
と、世界が少し広がる。


PS3か3DSぐらいから、話を読んでなくても次に行く場所が表示されるようになって、進行中に詰むことがなくなった。
ゲーム側が「次はこちらですどうぞどうぞ」と言い始めた。
「妖怪ウォッチ」を最初にやったときに「面白い」と「ゲームに自分が動かされているみたい」と両方思った。エスカレーター式の学校で頑張ってるみたいな。

「ゼルダの伝説神々のトライフォース2」だけがキゼンとした態度で、ヒントもクリア後の遊びも最小限だった。昔から姿勢を変えない。立ち姿の美しいモデルさんのようなゲーム。


今、昔からゲームをやってる人に思い出を聞いても、なんも起こってないところで詰んだゲームのことは思い出せない。
ゲーム制作者がそこに強敵を置いたつもりはないのに、話や地名を覚えてない僕らは想定外のところで「詰む」。

あの感じを久々に思い出させてくれた。それがモイライ三姉妹。


・・10年まえに全く同じところで詰まった人の情報を読んでしまった。やっぱり途中のパズルで1手違ってただけだった。外部の助け借りちゃったー。おのれ三姉妹。

読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。