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コンセプトのバックアップ

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この記事は、mixPie.Designのサイトで初期に掲載していたコンセプトページが冗長で、長文は読む人がいないと指摘されたため、短くする前に過去の記録として、noteに残したものです。

モノのデザインから、コトのデザインへ

2023-03-15

製品販売(モノ)から体験・経験提供(コト)へと変化している今の時代、顧客は体験や感情を求めるようになりました。これに応えるため、デザイナーは単に製品のデザインだけでなく、体験やサービスのデザインをする必要があります。このため、共創デザインが注目されており、mixPie.Designは、共同作業で体験を創り出すことを目的としています。組織内でファシリテーターとして参加し、アイデアをまとめる役割を果たします。

ChatGPTによる要約

「モノ(見たり触ったり出来る)」をつくって、売って、利益を得る。良い物をつくればビジネスは成功する。そんな時代がありました。しかしネットの登場で、時代は変わりました。今求められてるのは「モノ」ではなく、その「モノ」をつかって、楽しかったり、うれしかったりする「コト(体験・経験)」です。そして良かった「コト」は、ネットですぐに共有され拡散されます。

「コト」をくり返し買ってもらうために、サブスクという販売方法が多くなりました。まるで家賃や携帯電話代のように、毎月「コト」を楽しむ費用を払う。少額をくり返し支払うことで、買い手の負担は減り、売り手の売上は平準化して安定します。いまではサブスク地獄という言葉があるぐらい、サブスクで売られている商品やサービスは多くなりました。

「コト」とは、体験や経験によって得られる物「事」とか、出来「事」の「コト」です。手にとって触ることができない、瞬間にあらわれる「コト」を、商品やサービスによって体験する。いまの消費者は、そういう思い出に残る「コト」を求めてるのです。

デザイナーは、いままで、プロダクトや、グラフィックといった、商品や印刷物のような「モノ」のデザインをしてきました。しかし、時代にあわせて今デザインすべきものは「コト」のデザインです。しかしデザイナーがいままで培ってきた「デザイン思考」という方法は、「コト」のデザインために有効です。これを自分達の職人芸にするのではなく、みんなでワイワイ言いながら(共創)デザインしたら、もっといい「コト」のデザインができるんじゃないか。それがミックスパイ・デザインのコンセプトです。

ミックスパイとは、みんなをごちゃ混ぜにしてパイに包まれて食べられる「コト」。それをわたしたちはあたらしいデザインと考えたいです。営利企業だけではなく、社会企業家や、NPOといった営利を目的としない人たちも以前より増えました。そういう社会のためなることに、デザインの力を使いたい。だから、ミックスパイをデザインすることにしたのです。

mixPie.Designができるコト。それは仲間になるコトです。

mixPie.Designが1番めざしてることは、「コト(体験)」作りワークショップのファシリテーターになるコトです

mixPie.Designは、組織の一員として参加して、「モノ」づくりから一歩広げて、「コト(体験)」づくりをする場のファシリテーター(アイデア出しを盛り上げたり、まとまる方向に誘導する役)として、思ってもなかったアイデアを発掘し、まとめていく役割として参加したいと考えています。

会議で散らばったアイデアは、誰ががそのかけらを拾い集めて、「それって、こういうコトだよね」と、触れられる形で提示しないと、みんなが共鳴できません。デザイナーとして、持っている造形力をつかって、そのアイデアの形作り(プロトタイプ:試作品)作りのお手伝いをします。

出来た試作品は、早い段階で市場にだして、その評価を得て、リプロダクトする必要があります。

その時にも、mixPie.Designは、ネットワークをつかって、グラフィック、プロダクト、ウェブエンジニアといった専門のデザイナー、エンジニアを招聘し、かれらの職人的能力をつかって「コト(体験)」を伝えるお手伝いをします。

パッケージデザインのような製品そのもののデザインから、チラシやウェブサイト、SNS運用といったマーケティングの領域まで、さまざまな専門家とのネットワークがあります。

お仕事は、クライアントと出入りの業者という関係ではお受けしてません。 あくまでも一定期間、その組織の一員として参加することを前提としてます(外部スタッフは別です)

具体的なサービス

  • デザインワークショップ:みんなでアイデアを出し合って、新しい製品やサービスを考える事業開発ワークショップ

  • マーケティングワークショップ:いまある商品やサービスを、どの様に売っていくかを考えるマーケティングワークショップ

  • AB3Cワークショップ:顧客、自社、競合を分析し、顧客に与えられる便益、競合に勝てる差別的優位点を分析する事業戦略ワークショップ

  • プロトタイピング:試作品を素早く形にして、市場にだしてみるお手伝い

  • デザインリサーチ:小規模なインタビューから、ネットをつかったアンケートまで市場の意見を知る

  • UX検証:ユーザーが得られる体験や、使い勝手、わかりやすさを検証し、レポートとしてまとめる人気サービス

  • コミュニケーションデザイン:印刷物やウェブデザインをおこない、マーケティングや広報のお手伝いをする

  • デザインスクール:発信者みずからSNSのバナーをつくったりできるようにデザインのイロハを教えて、デザイン人材をつくる

  • ダイバーシティ&インクルージョン講習:LGBTQ+、メンタルヘルス当事者として、多様性のある組織だからこそ強いサービスをつくれる理由をお伝えします。

費用のはなし

モノのデザインではなく、コトのデザインですから、成果物単位の費用をご請求することはありません。むしろ、みなさんが普段もらってる給与と同じものをいただければと思ってます。それが6ヶ月かかるプロジェクトなら、その組織のスタッフと同じ日当を、関わった日数分、毎月お支払いいただければと思っています。細く長くお付き合いしたいから、IT業界の標準的な人月より、ぐっとお安く出来ればと思ってます。

たとえば、NPOやNGOなどの非営利団体などで、多くのスタッフがプロボノとして無償で参加している場合、わたしも原則無償で参加します。ただしそれはわたしにとっても参加する意義があるものだけに限らさせていただきます。魅力のあるプロジェクトを逆プレゼンいただけるとうれしいです。mixPai.Designはそういう社会的意義のあるお仕事を、優先して参加しています。

営利企業は、毎日出勤して共に働くコトも少ないとおもいます。週2でお伺いするならば、月給をその割合でわっていただいて、無理ない範囲でお支払いいただければとおもいます。パソコンなどの機材の都合もあるので、作業等は自宅で行うこともあるかと思いますので、その分も加味していただけるようにお願いします。打ち合わせは対面またはリモートと、臨機応変に行っています。ワークショップなど、沢山の人があつまって行う場合、貸し会議室などを使う場合も多くあります。その場合は、その使用料などの実費もご請求いたします。

ビジュアルデザインや撮影・イラスト、プログラミングなど、外部スタッフを起用する場合は、その外部スタッフから直接お見積もりをさせていただきます。採用となった場合は、外部スタッフの費用に加えて、15%をディレクション費用として、ご請求いたします。とはいえ、わたしも現場出身なので、プロジェクト費用内で可能な場合も多いと思います。その点についてはご相談させてください。

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