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釜山留学日記(2)自分の体質・気質・価値観

こんにちは。最近考えていることを、つらつら書きます。結構、長めです。

【女性ホルモンと日常】

ここ最近は、毎月やってくる女性ホルモンのダウン期で、気分と体調が万全ではなく、かなり静かめに過ごそうと思っております。

女性ホルモンの不調が出やすい体質なもので。この時期になると、眠くなったり、誰とも話したくなくなったり….。我慢できないくらいの疲労感に襲われたり、気分が落ちたりと毎月結構大変です。会社員だったときは、本当にいつもの自分じゃなくなるこの時期が本当に辛くかったこともあり、自由がきくフリーランスになりたい!って強く思ったのを覚えています。フリーランスだったら、自分のこの体調に合わせて働けるじゃん!って思い。

釜山での生活が楽しすぎて、このまま釜山にずっといるには就職ビザを目指す他ないのか?とも思いましたが、ここ最近のホルモン不調によりその思いは、かき消されました….笑。企業勤めは、私のこの体質にとって厳しいものだと思い出しました。今の目標は、”話さず黙々と出来る言語に関する仕事を生み出すこと”。オンライン授業だと、話している時間が長くて、このダウンしている時期の私にとっては、結構辛い。フリーランスっていう働き方は、”夢”ではなく、自分の体質と気質を最大限配慮した”自分保護型・働き方”だなと、改めて思う、今日この頃です。

いただいた野菜で、栄養補給。

【自分の居場所】

話は変わって、ここでの生活のこと。ようやく生活にも慣れてきて、少しずつ生活のリズムが整ってきました。平日は学校に行って、家帰って勉強して、少し仕事して。そして週末に、遊びに出掛ける。この日常のペースが心地いいです。

最近は土曜の夜は、国際交流パーティーに出掛けています。パーティーというよりかは、大半が毎週来るメンバーなので、コミュニティ?。世界各国の人々が集まっていて、面白い。

”〜しなきゃいけない!” ”こうあらねば、いけない〜!”そういう言葉が、私は大の苦手だ。韓国は社会的な縛りが、日本より少し強いような気がして、”決まった正解がある”ように、ここで生活して、人々と直接話して感じる。だからより一層、いろんな人生の選択をしている人が集うこのコミュニティ空間が、居心地よく感じるのだと思う。英語は私にとって、”自分が生きやすい場所を見つける為に大切なものなんだ〜”と、韓国に来て感じた。

ここに集う人々は、出身国は違えど”海外に対する興味”という共通項を持っている人々だから仲良くなりやすい。

このコミュニティで、とても気が合う韓国人のヘレンというお友達ができた。彼女は韓国人だけれど、幼少期からパキスタン、カナダ、中国、スイス…..等々、韓国在住期間より海外で過ごした期間が長い。私達の会話言語は、9:1=英語:韓国語だ。

この間、ユッケとサーモンが美味しいお店に連れて行ってくれた。チョンハという美味しいお酒を飲みながら、沢山話した時間が本当に楽しかった。これまでのこと、仕事、夢、恋愛、これからのこと。

新しい人との出逢いに、溢れているここでの新しい暮らしでは、優しい人や、いい人に沢山出逢う。でも直感でもっと仲良くなりたい!って思える人と出逢えることは奇跡。刺激的で、面白くて、愛情に溢れていて。話していると世界が広がっていく様な感覚にさせてくれる人。彼女はまさにそんな風な女性だった。この出逢いに感謝。

そのあとに、2人でパーティーに行って、ジントニックとテキーラを少々飲んだ。楽しい夜だった。

【スペインの価値観を学んだ夜】



このコミュニティで仲良くなった、スペイン人の男の子に誘われて、ビールを飲みにいった。

彼は、3年間ここで働いている。할머니 맥주(おばあちゃんのビール、だっけか?)という結構有名なチェーン店を発見し、そこに入ったが私はそれが、チェーン店だということを知らなかった。”え〜知らないの?韓国ベイビーじゃん!”と、彼に韓国在住先輩マウントをとられながら、ジョーク交じりの愉快な会話で店に入る。

お互いの人生哲学や、幸せ観について語る、語る。パーティーの時のワイワイ系の絡みも楽しいけれど、1対1でじっくり話すのも、これまた楽しい。

彼の考えは、”今、幸せと思うことをする。”こと。大きなビジョンはあるけれど、今目の前にある楽しいことを我慢しないという。

彼は週末はパーティー行って、楽しむことが人生の幸せ!
勉強して家にいるなんて、もってのほか…..
仕事も人間関係も自分がハッピーでいるためのものだから、嫌なことは変えようぜ!(太陽のような明るさと陽気さ、これぞ本気の陽キャ!!!)
考え方がカラッとしていて、話しているこちらまでもハッピーな気分になった。

話していて、勉強の話になった。私が、勉強を1日結構な時間している話をすると、"Hey, Minami. You should enjoy more.(みなみ、もっと楽しみなよ!!!)"と彼が言った。そう言われて、自分の中で”あれ?勉強って義務的で嫌なもの?”という自分に対する疑問が浮かんだ。

私にとって、ここで静かに勉強しているのは、自分がそれをしていると内側から満たされていくから。外にでて、人と話すことも大好き。でも、1人で黙々と机に向かってて”この意味なんだろ?” ”どんな含蓄を含んだ言葉かな?” ”このそうやって言語の個人研究をしている時間も、至福の時なんだ。

”わ〜その価値観すごいね〜”
”へ〜日本と大違い!いいな〜”
海外のお友達と話していて、そんな言葉ばかりが出てくる時期があった。相手の話している価値観を、盲信的に羨んで(ここまでは、いいとしても)自分のことを卑下してしまっていた時期。

でも、今は違う。私には、私の考えがある。”生まれも育ちも日本で、外国語を学びながら、いろんな国の人と話してきた”私の、価値観がある。そして、その価値観は自分にとって、幸せなものだし、胸を張れるものだ。

だから、私は言った。" I love what I am doing right now.(私、今自分がしていることが好きなんだ。)”そして、彼にはつまらない様に見えうるが、私にとっては幸せだと感じる世界観を話した。

"That's great! " I wanted to talk to you because I thought you know what you are doing  in your life.(いいね!みなみと話したいと思ったのも、人生で自分がやっていることを自分自身が選んで、よくわかっていると思ったからだよ。) " と、言ってくれた。

通じあえたな〜と思えた、会話だったな。自分の幸せは、自分がきちんと知っている必要があるし、それを相手に話すことでより深い会話ができるんだなと感じた夜だった。

外国語で話しても、”自分のまま”でいることを大切に。英語で話しても、韓国語で話しても、自分が心地よい状態で相手と言葉を交わせる様に。

【感情を肥料にして】

誰かと話すとき、(特に外国語で外国人と話す時)自分の内面をきちんと自分で把握していることって大事だなって思った。相手との会話の中で質問を投げかけられた時、自分をより鮮明に表現して、より深く会話していく為にも。

そう考えると、1人でいる時間(少々孤独を感じたとしても)は、外と深く繋がる為に、とっても大切なものだ。自分1人の時間をきっちりとって、自分の内面を見返して。外部からの刺激を一つ一つ味わって、整理したときに、全ての感情が自分の肥料として蓄えられていく気がするから。外からの刺激を、じっくり考えたり、悩んだりする時間がなかったら、流れていってしまって、自分のものにならない、そんな感覚が私にはあるんだ。自分という植物(願わくは花)をより、強く美しく育てていくために外部からの得た感情を、内部で肥料にしていく作業は必須。

釜山での日常。幸せ

海外にいると、色々考えることや感じることが日本にいる時より多くなるね。I feel I am alive:) (生きてる〜って感じます。)

Minami

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