わたしたち、「みらい農業学校」です!
みなさま、はじめまして。私たちは、令和6年4月に福島県南相馬市に誕生したばかりの「みらい農業学校」です。noteでは、南相馬市より学校の運営業務を受託している株式会社マイファームのメンバーがお話させていただきます。講義や実習、ほかさまざまな活動ようすや、15名の第一期生のご紹介をしていきます! これから、どうぞよろしくお願いいたします。
はじめましてなので、今回はみらい農業学校ってどんな学校?というところからお話させてください。
みらい農業学校誕生の経緯
南相馬市は、2011年の東日本大震災における原発事故のあと、同市の基幹的農業従事者は震災前と比べて約73%も減少。みらい農業学校が拠点とする同市の小高区においては、一時的に全住民が他地域に避難していた時期もありました。農業従事者の高齢化も進み、後継となる人材育成が急務となっています。
現在では市内の農地のうち約45%となる約 3,000ヘクタールで農地の大区画化が進んでおり、集約化やスマート農業が進むことにより、 効率的な農業経営が期待されています。
地域の農業の持続的な発展のためには、新たな農業人材の確保・育成が非常に重要です。 南相馬市は新たな農業人材の確保のために最適な手法について検討を重ね、新たな農業学校(農業スクール)として株式会社マイファームが運営業務を受託し、この4月に開校を迎えました。
みらい農業学校の特徴
①公設民営/1年間の全日制
みらい農業学校は日本国内でも珍しい、公設民営で1年間の全日制農業学校です。また、南相馬市が設立した学校なので、移住・就農前から卒業後も続く安心のサポート体制が魅力! 安心して農業の道の1歩目を踏み出すことができます。
②【雇用就農】に特化したカリキュラム
卒業後に【雇用就農】(法人に就職してサラリーマン農家となること)を見据え、1年間で即戦力となる技術や学びに特化したカリキュラムを組んでいることが最大の特徴となり、入学資格に農業経験の有無は問わず、どなたでも挑戦することができます。
南相馬市では、前述のとおり農業法人等への農地集積が進んでおり、これらの農業法人等が将来の農業の担い手となること、また、このような将来の担い手に雇用される形が、卒業生の安定した働き口となり得ることから、学校の特徴を「雇用就農に必要な学び」に設定しました。また、卒業後に地域の農業法人等への就職を促していきたいことから、在学中から農業法人等へ のインターンやマッチングを行っていく予定です。
③株式会社マイファームが監修
全国で農業学校の運営実績がある株式会社マイファームが運営業務を受託しており、学校長にマイファームの代表取締役である西辻一真が就任し、マイファームがカリキュラムを全面的に監修しました。これまで蓄積したノウハウを、この地で最大限発揮していきます!
おわりに
そんなみらい農業学校の第一期は、定員満席御礼!な15名でスタートし、今週で3週目。緊張が徐々にほぐれつつも疲れが出てくる時期ではありますが、出身地も年齢も経験も違うみなさんが、和気あいあいと楽しみながら学んでいます。
次回の記事では4月11日に行われた「みらい農業交流施設 TUMUGI」の開所式と、みらい農業学校の開校式のようすをご紹介します。いつか農家になりたいと志す方も、現時点ではまったくそんなつもりがない方も、これからぜひ、みらい農業学校を知ってください。どうぞよろしくお願いいたします。
おしらせ
第2期生の募集要項は、夏頃に公開予定です。ぜひHPやinstagramをチェックしてください。
\最新情報はみらい農業学校のinstagramで発信中です!/
https://www.instagram.com/minamisoma_mirai_agri/