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【読書の思い出】子どもを読書好きにする方法とか言うけれど…

私は本が好きだから、基本何か読んでいるものが一冊は近くにある。
「だから(息子)君は本を読むのが好きなんだね〜」「お母さんが好きだから読むんだね〜」とかよく言われるのだが、
同じような環境で育った娘は、活字が苦手である。
活字という活字が苦手で、音読もしょっちゅう間違えている。テストでも何でも読み間違いをしょっちゅうしていて、「最後まで読みなさい」と言っているのだが、自分の思い込みで読んでいることが多い。

先日、私に
「お母さん、『レトロ』ってなに?」と聞いてきたので、「ちょっと古い感じのものを言うんじゃない?」と答えた。その数分後、パパにちょっと自慢げな感じで
「パパ、『ベージュ』ってなにか知ってる?ちょっと古い感じのものやで」と話していた。
違う違う。さっき言うたんは『レトロ』や。なんか似てる気もするけど。
活字が苦手だからか、語彙力もお兄ちゃんの同じ頃に比べて圧倒的に低い気はする。もっと本を読んだ方がいいかなーとも思うが、どうも字を読むことが好きじゃないようだ。
でも、本が嫌いか、というとそういうわけではないらしい。
絵本は好きである。
そう、絵本。
息子が小学校に上がる頃には自分で「モモちゃん」や「シャーロックホームズ」シリーズを読んでいたので、娘も読み始めるかなーと思い、目のつくところに置いておくのだが、一向に読む気配がない。
そろそろこんな本を読んでほしいなーと「小学生低学年向け」と書いてあるちょっと字が多めの本なんかを図書館で借りてきては、目のつくところに置いておいても
全っぜん読む気配がない。
学校の図書の時間に自分で借りてくるのは、図鑑や絵本ばかり。
そう、絵が好きなのだ。
だから漫画は好き。
ただ、漫画もどうやら絵を見ながら飛ばし読みしているような気がする。

活字を読んだ方がそりゃあ受験とかにはいいのかもしれない。
でも、どう考えても読まないんだもの。
しょうがない。
ビジュアルから入る人間だっているでしょうよ。
対して息子は活字が好きなんだろうな〜ということが伝わってくる。
活字が載っているものは、ついつい覗き込んでしまう。新聞でもチラシでも。
それはもう本人の性格や性質であって、いい悪いとかの問題じゃない。
(私はそう思っている)
よって、私はもう諦めて図書室などで本を借りてくるときは、娘には絵本や写真集なんぞを借りてくるようにしている。あとはクイズ本。図鑑や旅行の本なんかも。

娘が好きで繰り返し繰り返し読んでいるのはこちら。あ、違うな。絵本ですら私に読ませている。

あと、ミッケ。

これも字は読まない。字は私かパパに読ませる。

そして、最近私の本棚から「これ、何〜?」と「天使なんかじゃない」を出してきて読んでいる。

「ママが小学生の時に好きだった漫画だよ〜」と嬉しそうに答えていたのだが、私が読んでいたのは高学年になってからだった気がする。
娘には早いのか、乙女心がちっとも理解できない模様である。
確かに、「天ない」の乙女心って小学生には難しい…。
まあ、絵だけを見て満足している様子。うん。矢沢先生の絵が今の子にも届くのが嬉しい。うんうん。

「NANA」も同じく本棚にあったのだが、流石に「NANA」はまだ早いなと思い手の届かないところに移動。
今の子どもたちには、本だけじゃない、映画やテレビだけでもない、いろんなコンテンツが溢れている。娘は特に小さい頃から本より映像だった。今はTikTokが彼女には響いているようだ。
「読書をした方がいい」とはもちろん思うけれど、好きなもの・好きなことをさせてあげるしかないよな〜とも思う。
できれば、絵を描くのが好きなら絵に関する本を、とか映像が好きなら映像に関する本を、とか何とか絡ませて本好きに…とまだ諦めきれない私ではあるのだが。

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