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Apple Vision Proが開く新たなコミュニケーションの世界

Appleから発表された「Apple Vision Pro」がついに発売されましたね。Appleが提唱する"空間コンピューティング"という概念は、今後の世界に新たな息吹をもたらしてくれそうです。特に注目すべきは、その中に組み込まれた「Facetime」機能です。この機能により、ヘッドセットを装着した状態でも、ユーザーの顔のペルソナが表示され、相手の顔を見ながらビデオ通話が可能になるのです。これは、VR技術を活用したコミュニケーションの進化形と言えるでしょう。

以前にZoomでよく見るようなワイプ機能を応用し、VR空間での対面コミュニケーションに関する研究を行った経験があります。その研究では、病院に入院している患者さんが、担当看護師と共に、思い出深い場所をVRで楽しみながら対話するという試みを行いました。その結果、ワイプを通した顔を見ながらのコミュニケーションはスムーズに行われ、参加者たちは空間に指を差しながら周囲を見渡すなど、よりリアルな体験を共有できました。ワイプでも十分空間コンテンツを楽しむことが可能です。

Apple Vision Proのようなデバイスが普及すれば、家族や友人、恋人とのコミュニケーションが大きく変わる可能性があります。離れた場所にいても、共に同じ体験を共有できるのです。しかし、現在の技術では、顔のペルソナが本人とは似ていないこともあり、理想のアバターを選ぶことを望む声も見られました。これは、対話の相手や状況によって変わるでしょう。例えば、家族や恋人との通話では本物の顔を見たいという欲求が強くなるかもしれません。一方、初対面の人々が集まる場では、理想化されたアバターが望ましい場合もあるでしょう。

Apple Vision ProとそのFacetime機能は、私たちのコミュニケーションスタイルを根本から変える可能性を秘めています。VR技術の進化と普及により、新しいコミュニケーションの形が誕生することが楽しみです。

レビュー動画をいくつか見ましたが、重要バランスはMeta Quest Proの方が良さそうです。Apple Vision Proは、顔にかかる圧力が少し大きいのではと思いました。しかし、フィット感は良さそうですね。早く試したいです。



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