限界を感じる夜

私は朝７錠、昼３錠、夜７錠、寝る前睡眠薬を１錠飲んで、

ギリギリまともな人間の形状を保っている。

朝すっきり起きることはできるが、動けない。

図書館に行って会社勤務への訓練を積まなければならないが、

今週行けたのは２回。

一度目は15時半から17時の2時間半。

二度目は10時半から18時半の8時間。

どちらも

『朝9時出勤、17時退勤』

の条件には合っていない。

もっと言うと図書館までの時間的距離は約15分。

通勤時間は1時間半。

■

日々自己肯定感を下げる日々を送っている。

母のため息が増えた気がする。

家族がとても気を使っているのを感じる。

電車がつらい。乗りたくない。

図書館までの道のりを、目を閉じるだけで思い浮かべてしまう。

行きたくない、そう思うだけで呼吸が苦しくなる。

そして家から出られない自分に「なぜ？」が積もる。

その「なぜ？」について、これ以上母に頼ることは負担になると分かっているし、専門家ではないのだから、解決策を求めるのは間違っている。

■

カウンセリングを受けたいなと考えている。

私には、人には、誰にも言えない秘密が山ほどある。

胸に詰まった後悔や思い出したくない記憶が、今、体を支配してきて苦しい。

今私がどこに立っているのか分からない。

そしてどこに向かっているのか分からない。

死にたいと口をついて出る。

薬のせいで涙は出ないが、薬がきれたタイミングでふと泣き出すことがあり家族を困惑させる。

呼吸がとにかく苦しい。

あと４週間、図書館に通い続けられる自信がない。

会社に戻りたい。安定した収入が欲しい。

でも戻れない。苦しい。

その原因は、もうきっとここにはない。

これは単なるきっかけで、今もなお続く苦悩の日々に、この日の出来事は関係ない。

原因が分からない。なぜ家を出られない？出たくない？

人と話せない？指示を守れない？期限を守れない？

なぜ？なぜ？なぜ？

今はそればかり考えてしまう。

カウンセラーは答えを持っているだろうか。

カウンセリングは高いと聞く。

通うのはつらいかなあ。想像すると心が縮む。

挑戦が大好きだった私はどこ？

冒険が好きだった私はどこ？

思い出せない。

何が何だか分からない。

明日また、薬が増えたら？

この薬はなんなの？こんなに飲んでどうなるの。

頭が混乱する。苦しい。悲しい。分からない。もう嫌だ。

なんちゃって。