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木石南
2019年12月13日 21:24
第3章自由論からの発見2018年9月17日のnote「夜会考・パブリックスペース研究と自由論」より抜粋と加筆2018年の夏が終わりつつある八月の末、東京はまだ蒸し暑さが続いていたが、時折乾いた風も吹き始め、もう少し涼しい感じで過ごせたら尚良しというような気候にさしかかっていた。私は一通り夏の行事を終え、そちらはひと段落していたが、おおがきさんとの研究及び夜会は、さらなる熱を持って活発に継
2019年12月12日 18:10
第2章フランス問題に見る『お』の消失とその発見「パブリックスペース研究」とは、簡単に言うと、すべての街に存在する「街の隙間の誰のものでも無い絶妙に居心地の良い場所」を発掘し、そこでお茶(日によっては飲酒)をしたりし、その存在について考えていく行為である。 外で飲食してもいいのは「花見シーズンの決められた場所のみ」と決まっている訳ではなく、「誰の迷惑にもならない『よかったらあなたもどうぞ』
2019年12月10日 20:35
1章幼年期の終わりまず、我々の研究が、いかなる経緯で始まったものか説明しなければならない。始まりは「パブリックスペース研究」及び「夜会」である。当研究の発端である「パブリックスペース研究」そして「夜会」とは、私が大阪に住んでいた頃、指圧師(正しくは鍼灸あん摩マッサージ指圧師)のおおがきさんと二人で始めたものである。おおがきさんとは、当時、私が整骨院で助手としてアルバイトをすることとなり