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続・観心寺・日本で唯一北斗七星を祀っている?

 昨日に続き観心寺の続編です。実はわざと分けたかったのには理由がありました。その理由として、観心寺は日本で唯一北斗七星を祀っている寺という情報を聞いたからです。ということで観心寺の境内で北斗七星関係を取り上げましょう。

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 伝承では空海がこの場所に2回来て、2回目の時に本尊の如意輪観音像を刻んで安置したとあります。その前の1回目に来たとき、空海が北斗七星を勧請(分霊を移す行為)をし、夜空に浮かぶ星の霊を呼び寄せたとか。空海もすごいことしますね。

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 その名残として観心寺の境内には星塚があります。七つあって北斗七星如意輪曼荼羅となっているとか。

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 そのうちのひとつがこちら。七番目は破軍星(午)です。
 このほか貪狼星(子)巨門星(丑亥)禄存星(寅亥)文曲星(卯酉)廉貞星(辰申)武曲星(巳未)があるそうで順番に回っていきます。

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 最後に訶梨帝母天堂に行くことで終わります。このことについて詳しい情報がありましたので引用しましょう。

 密教図像の『七星如意輪曼荼羅』は、不空訳の『七星如意輪秘密要経』を出典とし如意輪観音を主導、北斗七星と訶梨帝母を眷属とする曼荼羅。如意輪観音を中心に不動明王、愛染明王、八観音、四天王がまつられ、周囲に北斗七星が配置され、南に訶梨帝母をまつり立体の七星如意輪曼荼羅を構成している。観心寺は、境内にこの曼荼羅を忠実に立体化した唯一の寺です。

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 そしてもうひとつ。観心寺には北斗の塩というものを販売しています。

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 お守りや清めなどに使えるほか、本来の塩の使い方(料理)にも使えるというもの。観心寺でひとつずつ御祈祷したものです。試しに「小:500円」を買ってみました。沖縄の真塩を使っているとのことで、味は普通の塩と変わらないとは思いますが、気のせいか、凄く良いものに感じます。

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