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短歌

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南河内や奥河内などの風景を眺めながら短歌を詠ったものを集めました。個人的には俳句・川柳の5.7.5より、短歌の5.7.5.7.7の方が好きです。
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#小説

気になって 調べてみたが わからぬも 目立つ存在 やっぱり謎か

賽の神(さいのかみ)とよばれるもの。以前に何度も他所の場所で見つけたり、聞いたりしたこと…

坂登り 急でも目指す 建物に 由来考え 頭楽しく

山に囲まれているようなところを歩いていると、急な坂が見える。それを良くみると上に堂があっ…

石碑にて 遠い名所 記しつつ その石碑にも 価値を感じて

意外なところに飛鳥時代の名残があると聞いて降りた駅。次のバスの発車まで少し時間があったの…

細い路地 奥が開けて 赤鳥居 謎の神在 パワースポット

町歩きをしていると、無意識に寄り道にいざなわれることがある。そのままメインの道を歩いてい…

渓流に 近づき感じ ひんやりと 夏の散歩も ここなら良いか

バスから降りて歩く先は未知の世界だ。バス停までは何度も行くが、たいていはそこから登れる山…

研修で 明るい未来 目指すべく 楽しく学び 次に生かせる

職場で行われる研修。それ自体には直接的な生産性はない。だが間接的な生産性があるから行われ…

予定終え 余り時間で うろついて 絶景場所 見つけ梅雨晴れ

ある書類を得るために役所に行った。梅雨に入ったようだが、今日は晴れているから傘は不要だ。書類の手続きそのものは大したことない。30分もかからないうちにすべてが終わる。時計を見た。中途半端な時間だ。次の予定は昼食を食べにお目当ての店に行くつもりである。それにしては少し早い。余裕を持ってきたからこうなったのだろう。 ならばと普段はすぐに出る役所内を探索してみた。探索といっても知れた範囲だ。ただこれまで気づかないことに中庭になっていることを知った。さらに、中庭には螺旋階段があるこ

閉鎖前 最後に向かう 公園に 懐かし日々を 想い歩いて

あと一週間で閉鎖が決まった公園に来た。40年の歴史に幕を閉じるという。古い公園と広場を閉鎖…

山前に トイレ済ませて 気合い入れ テンション上げ 登る一歩に

必要なのものなのに、あまり表にでないものそれはトイレがある。トイレがないと生活への影響が…

蓮の花 愛でるためには 早起きを 朝露の粒 映えにも良しと

平日は眠い目をこすって通勤電車に乗り込むから、休日は昼間で寝ることが多い。だが今日は違う…

展示物 増えたと聞いて 再訪し じっくり眺め 夏のアートに

なんとなくだまし討ちにあったような気がした。それは博物館の展示である。すでに展覧会を堪能…

勇気持ち 映画跡地に 入り込み 楽しいところ リピートありか

一度は行ってみたかった。そこは山が迫るターミナル駅の駅前にある。駅前の商店街もローカル色…

気が付けば キッチンカーが 固定店 テイクアウトが イートインにて

こんなところにと思ったのは一台のキッチンカーだ。先週のイベントで見たのと同じ車が止まって…

山ノ神 森の中ある 祠かな 別の名を知り 林道の意も

山ノ神、単純だが深いネーミングだ。山は里と違い隔離された場所なのは、登山道を外れた場合、現代でもそうである。昔ならもっと何もないから神聖なる場所、神が住む場所として考えられていた。そんなことはなんとなく想像できる。 だが、登山道を歩いている途中に「山ノ神」と看板で書かれていてベンチがあるとなれば、また違う気持ちになった。「山ノ神」とは何だ? 情報を調べると、看板の近く山を覆う森の中に小さな祠がある。神をまつっていると想像できるから、これが山ノ神なのだろう。 だが下山後に見た