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短歌

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南河内や奥河内などの風景を眺めながら短歌を詠ったものを集めました。個人的には俳句・川柳の5.7.5より、短歌の5.7.5.7.7の方が好きです。
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#小説

図書館で 先日見つけ イートイン 読書休み 弁当広げ

昼間は暑いと普通に感じるようになった六月のある日は、定期的に長時間図書館にこもって読書を…

気になりし 小さな丘を 眺めつつ 何と想像 世界広がり 

散歩道には気になって仕方がないものがあった。簡単に登れそうな丘がある。あるが、柵でおおわ…

歩くとき 気になり見えし モニュメント その意味知り 意外な驚き 

すっかり夏となった道を歩く。本当はバスを使った方が楽なのに、駅に向かってなだらかな下り坂…

暑くなり 朝から動き モーニング 茶粥の味 あっさり旨し

今年も暑くなってしまった。初めからわかっているそんなことは。だけどやはり熱くなると、昼間…

千本目 毎日書くは 暇人か たとえそうでも 役立つ記事を

近所の公園を散歩する。気が付いたら1000本も書いてしまった。もともとは月に10本がノルマであ…

アンブレラ 晴れた空でも 映える柄 アジサイ比べ 好みで決めて

6月だが晴れている。どうやら梅雨入りの発表のタイミングを逸したのだろう。天気が良すぎると…

山の中 太古の昔 建つ社 新たな鳥居 信仰深く

それほど山奥というわけではない。バスの走る麓から山を登る必要はあるが、そんなに高い山ではないから少し頑張れば到達できる。その上、さらに高い山の上には宿泊施設があるのだ。だがあまり人気のない静かな寺がそこにあった。静かだが立派といえる仁王門があり、左右にある仁王に思わず睨まれてしまう。 仁王門をくぐりまっすぐ行けば寺の本堂があった。そして左横には庭園があって、季節の花やもみじを見るのに最適である。だが今回はそこではない。本堂の奥、横の道を歩けば赤い鳥居があった。寺の境内に神社

恒例の 田植えに笑う 子どもたち 横の大人も みんな笑顔に

機械を使えば簡単にできることでも、あえて手作業を行うことでひとつの行事として成立する。先…

買い物に 巡回バス 便利かな 今の流れも 変わる予感に

近所の先輩が嬉しそうだ。先輩はもう高齢なので車の運転免許を返納した。以降は買い物に行くの…

開通の 式典を見て 期待あり 効果わかるは 半年先か

新しいトンネルの開通式典に立ち会う機会があった。トンネルと道路は30年近くかけてようやく完…

バスに乗り 目指した先を 楽しみに 時刻調べて トリップ気分

昨年から運営状態が変わったバス路線、バスの本数が少し減らされてしまった。だが、それほど悲…

蛍見る 口実に呑む 美味し酒 光の乱舞 初夏の風情

「駅から近いのに蛍が見えるのか」驚く友達を誘ってきたのは夜の駅近くだ。飲み屋街とは違うと…

甲冑を 着こんで歩く 故郷で 電車に乗り 反応楽し

故郷では年に一度行われる歴史上の人物にまつわる祭がある。祭りと言ってもにぎやかに神輿が出…

初めての 町のイベント 6月に 夜まですると 行きやすいかな

先日季節外れだが秋祭りで披露されるだんじりを見る機会があった。そのときに登場したある町で、次の日曜日にイベントが行われるという。 その場所行った事がある。こんなことを言っては本当は失礼かもしれないが、どこにでもある町の公園だ。公園内にトイレがある。確か花見の名所だと聞いたことを思い出す。そんな場所で初めて行われるイベントはどんなものだろう。考えても無駄だ。タイムマシンやタイムトラベルが開発されない限り、未来の出来事などわかるわけがない。ただその瞬間を生きるものとしては、まも