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短歌

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南河内や奥河内などの風景を眺めながら短歌を詠ったものを集めました。個人的には俳句・川柳の5.7.5より、短歌の5.7.5.7.7の方が好きです。
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記事一覧

ハートハト 意外絵馬を 眺めつつ 願い事はと 悩む夏の日

山の中にある神社には、普通の絵馬とは違う絵馬があった。外見ではぬいぐるみの鳥にしか見えな…

山の中 家具職人 出会う夏 こだわりの作 眺めて過ごし

山の中にある家具職人のショールームに来た。春までは町で店を持っていたが、思い切って山に移…

街道に 鎮座地蔵の 姿みて ふたつ並んで なごみの夏に

本格的な夏が到来した。天気が良いとなかなか歩けない。だが今日は歩いた。田園が広がる地域に…

子連れでも 安心の店 開店し 唐揚げ口に 昔を想い

背後が竹藪に囲まれた新しいお店で食事をした。ビュッフェ形式で9種類ものおかずが食べられる…

盆踊り 七月からも 盛り上がり だんじりの町 音頭に集い

盆は8月の中旬だが、盆踊りは七月に入ればスタートする。今年も町中にある大きな公園で開催が…

平日の 乗り放題で 向かう先 効率よくと 睨む時刻に

平日の旅先で1日乗り放題チケットを手に入れた。手に入れたというよりスマホにダウンロードし…

先駆けで 夢破れし 先輩の 慰霊弔う 令和の世にて

関係ある人物が起こした事件から160年の月日が流れていた。もちろん当時をリアルに知っている人はいない。先祖からの言い伝えや書物、あるいは研究を重ねる結果、そのようなことが起こったという事実だけは証明されている。 そんななか、地域の先輩への敬意を表するために慰霊祭を行うというのだ。当人たちはどう思うか?タイムマシーンでもなければ、その人に会えないから真の気持ちはわからない。いや、仮に会えたとしても、その当事者が、見たことも無いようないでたちをした未来人に本心を語る保証もないの

夏祭り 始まる否や 騒いでる 発散もまた 明日の力に

暑い昼間の日差しが和らぐ。日が暮れようとしている。明るいときは日差しの暑さになすすべなく…

伝統の 映像見たら 行こうかと 一月からの 年間楽し

「こんなに多くの?」驚いた。正月3日から晩秋まで、普段生活しているときには気づかなかった…

畑中 大ビニールの 中を見て 熱帯の草 ただ圧巻に

バス停から川を渡った。畑に向かってあるく。振り返れば山が見える。300メートルに満たない低…

地図を見て 確信したは 裏街道 歩いてみたら 近道と知り

「これは裏街道」地図を見てそう感じた。有名な古い街道があるが、なぜかある地点で山側に大き…

土日のみ バーガーめざす 梅雨合間 自転車にて 向かう古民家

土日のみ開いている店がある。土曜日に現地に向かってみることにした。調べれば自転車とハンバ…

金毘羅の 御霊地元に 呼び寄せて 山の上にて 静かに鎮座

普段立ち寄らない丘の上、苔に覆われた階段が上に続いている。そこには金比羅宮があるそうだ。…

町家中 紛れ洋館 違和はなく 歴史建築 マニアも歓喜

まさかと思った。今日来ているのは日本の町家が多くて観光名所になっている場所。古い木造和風建築の日本家屋が並んでいる。よく見ると二階部分が虫籠窓になっていたり、屋根に鬼瓦がついていたりするのだ。 だが、突然意外なものを発見した。それは洋風建築である。大正時代のものだろうか?コンクリートで作られた洋風建築をまさかこのエリアで見られるとは思わなかった。ちょっと感動している。なぜならば本当は洋風建築が好き、洋館マニアだからだ。 町家中 紛れ洋館 違和はなく 歴史建築 マニアも歓喜