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球春

・スパン!スパン!キャッチボールが告げる春
・カキン!カキン!芝生を走る白き球
・指笛と、ハイサイおじさん、弾むチア

・紅梅の下で受け取る合格の報

・歩道橋美脚行列女子高前

・すれ違う春の香りに振り返る

・春の香を残し過ぎ去る人の妻
(すれ違う…は直後に即思い浮かんだ句。春の香…は時間をおいて書き直した句)

・乙女らの秘部も蠢く啓蟄や
タニグマー小説集「啓蟄」より)

・横に寝る美貌小顔に惚れ惚れす
(春は眠いです)

・春雷にビビってしぼむ彼のタニ
・春雷にしぼみ彼女に笑われる

・ライン交換したもののウンともスンとも言わぬ携帯
・「久しぶり」彼女にライン送ったら いつまで経っても未読スルー
(ブロックされたの?)

・釣りバカとスーダラ部下に胃をやられ
(「釣りバカ日誌」「ニッポン無責任時代」の谷啓さん)

【時事川柳】
・令和にも身捨つるほどの祖国なし

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