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花島南
2024年6月8日 09:56
風がさわやか。家族で散歩に出かけた。小さな公園に向かう住宅街の狭い道。パパ「車が来たよー、はじに寄ってー。ほら、危ないからねー」車が通り過ぎる。ママ「怖かったねー。車や自転車は怖いですよー。だから言うことを聞きいてねー」二人は、イヌに言った。
2024年4月28日 07:12
祖父母がドーナツを買って来た。五歳の長女はチョコ。もうすぐ二歳の次女は抹茶を選んだけれど、一口食べてやめてしまった。「なんで抹茶を選んだんだろ」首を傾げる大人たちに、長女が「マスカットだと思ったんだよ」。「ああ、大好きだもんね」長女の名解説に大人たちは目を細めたのでした。※「星々」様の「春の星々140字小説コンテスト」に応募した作品です。note掲載にあたりに加筆修正しました。
2024年2月24日 18:01
夜中。隣に寝ている愛しい人が、くっ、くっ。くしゃみを2度我慢したあと、ぷぅ。小さなオナラをした。私は、笑いを堪え、体を震わせた。愛しい人は寝息をたてている。私は、愛しい人に脚を絡めた。あったかい。突然、ひえええー。愛しい人の叫び声。そーです。私が、冷え性なんです。