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デザインの居場所

こんにちは!
ゴールデンウイークもあっという間に終わりましたが、
Tシャツでちょうどいい気候のこの時期はやっぱりいいですね!

7月になればおそらく今年も猛暑だと思うので、今の時期に色々と動くのがよさそう。
そんなわけで、先日横浜トリエンナーレに行ってきました。

社会問題的アートをメインに取り上げていて、この時代に生きていく社会的な問いかけがとても興味深かったです。
テーマは「野草」。
6/9まで開催されているので、ぜひ!(ロック!)

実際に見て感じてほしいなとおもいますので、今回は内容には特に触れないでおこうと思います。会期が終わってからまたゆっくりと記載したいなと思っています。

さて、今回はなんの話にしようかと考えてみまして、そんなアートの影響を受けてか、僕なりのデザインの話を思うがままに少し綴ってみようかなと思いました。

デザイン論は、十人十色。
いろんな考えがあるから面白いのはアートやクリエイティブと同じです。
正解は自分の中にしかないと思っていますので、何かのお役になればと思います!

デザインの基準は

そもそもなんですが、
デザインとか、デザイナーの仕事ってどう思いますか?

・グラフィックデザイン
・WEBデザイン
・ファッションデザイン
・家具デザイン
・プロダクトデザイン
・建築デザイン
・ランドスケープデザイン
などなど、たくさんのデザインの仕事があると思います。
そんな全てのデザインに共通しているのが「美しさ」だと思っています。

美しさとは、見た目の美しさももちろんですが、機能性やコンセプトも美しさだと思います。なんだって醜いより美しい方がいいですよね。
でもそれは見た目だけじゃなく、その本質のことなんだと思います。
「ドブネズミみたいに美しくなりたい」というのは、まさにそういうことかもしれませんね。

なので、僕が広告やパッケージのデザインを選んだり、作ったりする上で考えるのはそんな美しさです。
逆に言うと、機能とコストだけで作ってしまって、結局使えない・誰も見ない・売れない。というのは「美しくない=デザインされていない」からだと思っています。

意志の上でその本質の美しさを引き出し、表現することが「デザイン」かなと思います。


広告とデザイン

以前の記事でも少し触れているかもしれませんが、

たくさんの時間やエネルギーをかけて作ったクリエイティブ。
人に見せて、そこから始まるのが広告です。

美しさを追求したデザイン。
笑えるデザイン。
何かを感じてもらうためのデザイン。
アクションを誘発させるデザイン。

それは、「広告」というものを「デザイン」しているんですよね。

そこには、
「コンセプトのアイデア」
「表現のセンス」
「作り上げる技術」
3つの「そうぞう力」が必須だと思っています。

そんな中で、記憶に残る広告を作れたら勝ち。デザインの役目はそんな感じがしています。
ちなみに、この3つの「そうぞう力」は誰でも「日々の努力と、自らの環境」で得ることができます。

AIの進歩はホント、目まぐるしいですね。
アドビからもAIで簡単に合成や生成を行えるソフトがリリースされていますが、数年後にはもっと簡単に高精度な表現ができるんでしょうね。
(こんなスピードでクリエイティブに迫ってくるとは数年前まで思ってもみませんでした)

そんなこれからのAI時代、人間に求められるのは「そうぞう力」だとおもいます。


広告クリエイティブから考える

以前、家に飾っている友人が描いた絵を見て、作ったものは、その人の一部になるんだなと、考える事がありました。

お米や野菜、服も、家なんかももそうですよね。間違いなく自分の一部になりますよね。

広告もそうだと思います。クライアントの思いを僕らが形にする。そしてそれは、そのクライアントの大きな一部分になります。ロゴやパッケージで会社や商品の顔になる事もありますよね。
そしてポスターなどで貼られれば、それはその地域の一部にもなっているんですよね。

広告は時代を映す鏡だと聞いたことがありますが、僕らの作る広告は、今の時代の地域を映す大きな一部だと思います。

海士町という人口2300人の離島に住んで、その地域になんらかの影響を与えるデザインをさせてもらっていますので、
子供も大人も、地元の人も移住者も観光者も「ここってなんか良いね」って、好きになってもらえるようなデザイン(表現)を、これからも作って行きたいとおもいます。


ちなみに僕のクリエイティブの視点は「反骨と礼節」です。

「冷静と情熱」とか、「生と死」とか、「創造と破壊」とか、
相反するものってどちらも何か問いかけのようなものを僕は感じまして、光と影のような関係でそんな、相反しながら相関するような振り幅を大事にしています。

皆さんの好きな言葉ってなんですか?
その言葉に反対と思える言葉を添えてみてください。
それが自分の思考の振り幅を考えるきっかけになったらいいなと思います。

今月もありがとうございました。
それではまた!

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