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#8.今日から実践!手軽に自律神経を整えるには?(2022年8月号)

昨今よく耳にする「自律神経」という言葉。
"自律神経を整える"と良いとは聞くけれど、一体どうやって?

季節は夏から秋へ。この時期は台風や低気圧の影響で自律神経が乱れやすくなります。今月は自律神経の働きと手軽にできる自律神経の整え方についてご紹介します。

そもそも自律神経って何?

自律神経は、内臓の働きや代謝、体温調節など私たちが生きるための基本的な身体機能を24時間コントロールしている神経のこと。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれ、それぞれ「活動モード」と「休息モード」を担っています。

忙しくても自律神経を整えたい!

私たちが生きるこの時代は、電気やインターネットが発達し、働き方も大きく変化したことで自律神経が乱れやすいといわれています。

特に夜更かしなどの不規則な生活や一日中働きづめのライフスタイルは、自律神経を乱す大きな原因の一つです。もし、朝の目覚めが悪かったり、疲れているのに寝つきが悪い、心身の慢性的な不調(肩こり・頭痛・腰痛・イライラや気分の落ち込みなど)がある場合は、自律神経が乱れているかもしれません。

毎日できるだけ同じ時間に就寝・起床・食事をとることで身体の本来のリズムを取り戻すことで自律神経は整っていきますが……、仕事や子育てなど自分だけでコントロールできない要素が多くあることも事実ですよね。そんな時に役立つのが1日1分、短い時間から手軽に始められる「ヨガ」なんです。


ヨガが自律神経を整えるワケ

「ヨガ」と「自律神経」にはどんな関係があるのでしょうか?

自律神経には、自分の意思ではコントロールできない、という特徴があります。
例えば私たちは「右手をギュッと握ろう」と思えばそうすることができますが、「心臓を動かそう」と思ってもできませんよね。

でも実は、呼吸によって自律神経に働きかけることができるんです。

鼻から胸いっぱいに空気を入れるように吸う息を強くすれば交感神経が優位になり、集中力や緊張感を上げることができます。

逆にお腹からゆったり吐く息を楽に長くすれば副交感神経が優位に、リラックスできます。


ヨガのポーズは「呼吸の手助け」

普段無意識に行なっている呼吸を意識的に行うのはむずかしいかもしれませんが、それを手助けしてくれるのがヨガのポーズ

体を気持ちのいい方へ伸ばしながら、「吸う」と「吐く」に意識を向けます。

キャット&カウのようにシンプルな動きを呼吸に合わせて行うのも効果的。慣れてきたら、ポーズを組み合わせた太陽礼拝などで1ポーズ1呼吸をリズムよく繰り返していきます。

自律神経を整える1日1分ヨガ習慣

自宅で実践できるヨガのポーズを紹介します。
まずは好きなものを1日1分取り組むところから。

キャット&カウ

四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸める。
吸いながら胸を開く。

🌟自律神経がたくさん集まる背骨まわりを刺激します。


太鼓橋のポーズ


(1)仰向けになり、両足は腰幅に開く。かかとは膝の真下に。
(2)お尻を持ち上げ、3〜5呼吸。

🌟膣を締め、おへその方へ引き上げる意識をすると、骨盤底筋群のトレーニングにも。

目安は1ポーズ3〜5呼吸。ぜひ今日から実践してみてください♪

今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
次回のヨガ通信もお楽しみに!

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