![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133377852/rectangle_large_type_2_95d00efe9bc0fd47b70b276e4eaa88ac.png?width=800)
#15.ツラい花粉症とサヨナラしたい!(2023年3月号)
3月6日からは冬ごもりをしていた生きもの達が目覚める啓蟄(けいちつ)。
そして21日には昼と夜が同じ長さになる春分を迎えます。
暖かい空気と青空が気持ち良くなり、春の芽吹きに心躍らせる一方で、花粉症のつらい症状に悩まされる方も多いかもしれません…。
今月はそんな春の不調を軽減する、アーユルヴェーダの知恵をお届けします☺
どうして花粉症になるの?
現代では、「花粉の飛散量が多いから、花粉症になるのは仕方がない」と考える方が多いかもしれません。
しかしアーユルヴェーダで春の不調は、冬の間に蓄積したものが芽吹きとともに溢れ出てくることで起こると考えられています。冬の運動不足や冷え、食べすぎなどの生活習慣が、春になると鼻炎や眠気、だるさなどの症状を引き起こすんです。
こういった春の不調は"カパ"と呼ばれる水の性質が体内で増えすぎることによって起こるのですが、鼻水や目やになどの症状は体内の増えすぎたカパを排泄するカラダ本来のはたらきでもあるので、薬でむやみに止めることは理想とは言えなさそうです。
これ花粉症?と感じたら…3つの対処法
つまり、花粉症を予防する生活習慣を冬の間に心がけることが理想なのですが…
とはいえ、「このつらい症状を今なんとかしたい…!」というのが正直なところだと思います。
ポイントは、カパを増やしすぎない、もしくは増えすぎたカパを減らす生活習慣を取り入れること。下の3項目から、できそうなものを1つずつでも試してみてください。薬のような即効性はありませんが、日々の習慣を大切にすることで少しずつ不調が和らいでいくはず。
(1)体を冷やさない
氷入りの冷たい飲み物控えたり、温かい汁物を食べたり。また、夜の洗髪は頭を冷やしてしまうので、カパの増えやすい朝に洗髪やシャワーにすると鼻の調子が変わってきます。私も春先、鼻の不調が出たときは朝シャワーに切り替えています。
(2)食事に気をつける
基本はよく噛んで腹八分を守り消化力を上げること。
減らせるといいのはカパを増やす甘ったるい/塩っぱい/酸っぱい/脂っこく消化に時間がかかるもの。反対に、スパイスや苦味・渋みはカパを減らしてくれるので積極的に摂ると◎。山菜万歳!
(3)朝の運動
1日の中でも朝はカパが増えやすい時間帯。「春眠暁を覚えず」という言葉の通り、春の朝はずっと眠っていたいような気だるさがありますよね。(私は年中ですが…)
そんな朝に、散歩や軽い有酸素運動を行うのがおすすめ。朝一番に太陽礼拝をやった後は鼻がスーッと通る感じがありますよ☺
自分の体質を知って、自分に合った生活習慣を
アーユルヴェーダでは、その人の体質に合った食事や運動、ライフスタイルをとても大切にしています。
日々の暮らしの中で、できるときに一つずつでも自分に合ったチョイスを積み重ねていくことが、健康の土台をつくり、病気や不調を防ぎます。
特に花粉症や鼻炎はカパ体質の方に出やすい不調。カパ体質の人の特徴と生活処方箋をまとめたので、毎年花粉症にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください☺
カパ体質の人の心身の特徴
・色白で肌が滑らか
・体格がよくがっしりしている
・食べること/寝ることが大好き
・だるさや眠気を感じやすい
・鼻炎や鼻づまりになりやすい
・愛情深く献身的
・辛抱強く着実
カパ体質の人の生活処方箋
・朝の散歩や運動
・腹八分を守り、軽めの食事
・夜でなく朝の洗髪やシャワー
・白砂糖、牛乳、パン、麺、脂っこいものはほどほどに
・スパイスカレーや春の旬の食材を摂る
・寝すぎないこと
今月のちょこっとコラム
月のとある日、仕事帰りに海へ。
一つタスクを終えればまた一つタスクが降ってきて、どうしてもせっせと効率的に動かなければ回らない生活にエンジンが切れかかっていて…。
未来のあれこれに支配された頭を一旦空っぽにして砂浜に座っていると、“いま”という時間がありありと自分のなかに蘇ってきた感覚がありました。
たまにはこんな時間が必要だなあ。
秋田の雄大な自然に感謝。
そんな時間を皆さんともご一緒したいので、今年も外ヨガを企画しますね☺♪
![](https://assets.st-note.com/img/1709963408015-HXnrzChgRU.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709963418033-hUPLycoGvG.png?width=800)
今月も最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回のヨガ通信もお楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?