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#24.アーユルヴェーダ流セルフケア〈水〉タイプ編(2023年12月号)



2023年もあっという間に残り1ヶ月。今年は皆さんにとってどんな1年でしたか?

振り返る暇もないくらい、まだまだ忙しく過ごしている方もいらっしゃると思います。まだ少し気が早いですが、ひとまず、1年間お疲れさまでした。

2022年1月にスタートしたヨガ通信も24号を迎え、今年も1年間、皆さんとヨガの時間をご一緒できたことに心から感謝です。

ぜひ自分自身に、「お疲れさま!」と「ありがとう!」を送ってください😌


体質を知ることが健康への近道!

今月は、9月から4ヶ月に渡ってお届けしてきた「アーユルヴェーダ特集」の最終号、体質別セルフケア〈水〉タイプ編です。

日本ではあまり馴染みのないアーユルヴェーダは、食事や運動など、日頃の生活習慣によって不調や病気にならない健康な体づくりを目指す予防医学。

生まれ持った個人の体質に合わせた生活習慣のススメが特徴的です。

例えば、一般に「サラダは健康に良い!」というイメージがありますが、体を冷ます作用をもつ生野菜は〈風〉タイプの人にはあまりおすすめされず、温野菜がより体質に合った食事とされています。逆に〈火〉タイプの人にはフレッシュな緑黄色野菜や果物が勧められます。

体質別の健康習慣の考え方があまり根付いていない日本では、体に良かれと思って食べていたもの・していたことが自分にとっては逆効果だった!なんてこともあり得るんです。そのためアーユルヴェーダでは、生まれ持った自分の体質についてよく知っておくことが大切とされています。


季節の不調予防にも体質別セルフケア

実は体質によって、起こりやすい不調や病気が分かります。

例えば〈風〉タイプなら冷え性や不眠症、便秘や緊張性の頭痛、〈火〉タイプなら火照りや下痢、じんましん、〈水〉タイプならアレルギー性鼻炎や喘息、眠気や肥満などです。

さらにこれらの不調は「季節」にも密接に関係していて、春には水タイプ、夏には火タイプ、秋〜冬には風タイプの不調が起こりやすいと言われています。

前回のヨガ通信でも簡易的な体質診断チェックを載せていますが、例えば水タイプだった方は春に鼻炎や花粉症、強い眠気などの症状に悩まされていませんか?

季節による不調を予防・軽減するためにも、体質別の生活習慣やセルフケアがとても有効なんです。


〈水〉タイプの不調とその要因

〈水〉のエネルギーはアーユルヴェーダの言葉で“カパ/カファ(kapha)”と呼ばれます。

カパは「冷たい」「重い」「遅い」「安定性」などの特徴をもっていて、体内では細胞をつくる働きや免疫力などを担っています。

カパの人は食べることと寝ることが大好きですが、食べ過ぎ・寝過ぎはカパを乱す原因に。カパが乱れると心も体も重だるくなり何もしたくない怠惰な状態が目立ってきて、肥満にもつながります。鼻炎や鼻づまり、喘息や気管支疾患も引き起こしやすいです。

また、精神面では愛情深く穏やかで寛大なのがカパの人の特徴。しかしカパが乱れると、物事にこだわることが多くなり執念深くなります。また眠気やだるさによって活動する意欲が落ち、引きこもりがちで抑うつ状態にもなりやすいです。


〈水〉タイプさんのセルフケア

カパの乱れを防ぐには、まずは食べ過ぎと寝過ぎに注意すること。また運動や外出、人と関わり活動的に過ごすことで、心も体も明るく身軽に過ごすことができます。さらに、季節の不調はその前の季節の過ごし方に影響されるので、春に不調を感じやすいカパは、冬の過ごし方が大切です。

カパ体質ではない人も、冬の季節の生活習慣が乱れると春に不調が出やすくなるので、下のリストから自分に合ったものを取り入れて、健康な心身づくりをしていきましょう♪

〈水〉タイプさんのセルフケアリスト

・早起きして日中を活動的に過ごす。昼寝は控える。

・朝の散歩または軽いジョギング(クマに注意!)

・朝、熱めのシャワーを浴びる。

・太陽礼拝など、動きのあるヨガポーズに積極的に取り組む。

・夕食は軽めに済ませる、乳製品、甘いもの、油っこいものを控える。

・スパイス、自然な苦み・渋みのある野菜や山菜はGood!

・すっきり爽やかな香りのアロマを楽しむ。


さて、4ヶ月間の『アーユルヴェーダ特集』はいかがでしたか?

ご自身の体への理解を深め、自分のための習慣を今まで以上に楽しむきっかけになれば嬉しいです。より詳細な体質診断と自分に合ったセルフケアに興味のある方は、お気軽にお声がけ下さい☺


今月のちょこっとコラム

12月といえばクリスマス。

私はたしか高校を卒業して実家を出るまで、毎年サンタが来ていました。クリスマスイブの夜には、リビングにクッキーとミルクを準備していたなあ。

4年生くらいの時には家庭学習用のマスノートと鉛筆を頼んだりして、振り返るとちょっと変わったプレゼントのお願いだったかも。笑

スティッチのマスノートをもらったのをよく覚えています。

「きみのかわりはどこにもいない」という絵本をもらったのも、あたたかい思い出。大人になってから思い出すと、ちょっと照れくさいけど、なんだかほっこりしますね。



今月も最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回のヨガ通信もお楽しみに!


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