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#28.春の大敵!花粉症から抜け出そう(2024年4月号)

秋田も少しずつ気温が上がり、春の味覚“ばっけ”も顔を出し始めていますね!

この時期は花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか。くしゃみや鼻水、目のかゆみが気になって仕事や家事にも集中できなかったり…つらいですよね😢

テレビやSNSでも頻繁に取り上げられ、急に発症することもあると言われるので、“春の鼻炎”=「花粉症だ!」と自己診断している人も多いかもしれません。


実は、花粉症じゃないかも?

花粉症の主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒みや充血・のどの痒みなど。

花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、「アレルギー性鼻炎」の一つ。症状の原因となる抗原が花粉のものを指します。

実はくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの鼻炎の症状は「血管運動性鼻炎」と診断されることもあり、これは花粉ではなく、自律神経の乱れによって引き起こされると言われています。アレルギー性ではないので、目のかゆみや充血はないのが特徴。季節の変わり目の急な寒暖差や、寝不足やストレスによる自律神経の乱れが原因になるようです。

春のツラいくしゃみや鼻水の症状が必ずしも花粉症という訳ではないということですね。

まずは、自律神経を整えること

血管運動性鼻炎の場合は、自律神経を整えることも症状を軽減させる方法の一つ。

日頃から寝不足や疲れが取れない…などが思い当たる方は、まずは不規則な生活習慣や過度なストレスが続いていないか見直してみましょう。規則正しい生活がツラい鼻炎症状を軽減するかもなんて、思いも寄らないですよね。

自律神経の整え方の基本はこちらの記事でも紹介しています。

花粉症に悩まされない体をつくる!

毎年この時期には、薬で症状を抑えている方も多いかもしれませんが、アーユルヴェーダでは日頃の生活習慣によって不調や病気を防ぐことを重視しています。

今回でいうと、「花粉症に悩まされない体をつくる」ということ!そんなことできるの…?と思われるかもしれませんが、健康な体は必ず、食事や運動、睡眠など暮らしの一挙手一投足の先にあるものです。

アーユルヴェーダでは、花粉症も血管運動性鼻炎も、体の中の水のエネルギー(カパ)の乱れによって起こる症状と考えます。この水のエネルギーをバランスさせる習慣によって、ツラい鼻炎の症状を軽減することができます。裏面のセルフケアを参考にしてみてくださいね😉

まずは「食事」が肝心

水のエネルギーをバランスするためにまず取り組みたいのが「食事の改善」。一番手っ取り早いのは、食事の量を減らすこと。

1日2食に減らしたり、1食の量をいつもより少なめにしてみます。特に夕食は少なめに、早めに済ませるようにします。無理は禁物。一気に減らそうとせず、腹八分を守るところから始めてもOK😊

控えたい食べ物

・乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト、アイスクリームなど)
・甘いもの(コンビニスイーツのような、特に白砂糖を使ったもの)
・冷たいもの(氷入りのドリンクなど)
・油っこく消化に負担のかかるもの

食べると良いもの

・体を温めるもの(味噌汁やあっさりしたスープ)
・春の旬の食材(山菜など)
・スパイス(ショウガ、コショウ、ターメリック、シナモン、クミン、カルダモンなど)

鼻炎の症状に効く!おすすめドリンクレシピ

【ショウガ湯】
適当な量の水にショウガのスライスを数枚入れて鍋ややかんで20~30分煎じる。煎じた液を温かいうちに飲む。飲みにくければ、はちみつや黒砂糖を加えてもOK!

【ショウガレモン】
ショウガのすりおろしの搾り汁にレモン汁を加え、白湯を注ぐ。はちみつを加えたり、シナモンやクミン、コショウを振りかけたアレンジも👍

そのほかのセルフケア

・散歩や太陽礼拝など、朝に体を動かし温める

・冷たい飲み物を控える。体を冷やす作用のあるコーヒーも飲み過ぎに注意します。

・湯船に浸かり、体を温める(就寝の2時間前には済ませるようにする)

・夜の洗髪は頭皮を冷やすので、濡らしたままにしない。しっかり乾燥させます。

・可能なら朝に熱めのシャワーを浴び、洗髪もこの時にするとGOOD!



いかがでしたか?薬のように即効性はないですが、これらの習慣を続けることで症状は軽減してきます。ツラい花粉症でお悩みの方はぜひ実践してみてくださいね。

今月も最後まで読んでいただきありがとうございます!次回のヨガ通信もお楽しみに!

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