推しとどうなりたいのか

推しとどうなりたいかは非常に難しい問題だ。そもそも付き合うだとか結婚するという恋愛のいわゆるゴール的なものは推しとは存在しない。

ただ話してお互いなんとなく楽しい気分になるというところが倫理的に許される最大のゴールだからだ。

とはいえ推しは「みなみさんと遊園地デートするとこんなの初めて!となんでも喜んでくれそうでとても可愛い」だとか「不器用なところが本当にめんこい」だとか「欠落はその人の魅力」と言いながら私の周囲の見えてなさを何度も何度も嬉しそうに揶揄う。

どう考えても無意識的に私のことが好きで恋に落ちてるだろと思う。

おまけにフリーアドレスの弊社で、最近毎日席が近く非常に話しかけやすい位置にいる。お互い話しかける時ももちろんある。

こんなの絶対私のこと好きだろ!!と思いながら出社している。

私はではどのように行動しているかと言うと
あくまで敬愛していて尊敬している先輩ですが全く下心は無いですよ?というような顔をしている。そうしているつもりだが、下心が滲み出ていたら本当に申し訳ない。。。

内心はもちろん下心が全く無いわけではない。むしろドス黒い下心しかなく、遊園地なんか爽やかに行くような妄想よりはもっとゲスいことを考えている。正直遊園地一緒に行くのは感情サービスしなきゃでテンション上げて盛り上げなきゃなのでしんどいなと思っている。彼女だったり妻だったりして安定した関係なら勿論最愛の人なので全力で楽しめるようにがんばって愛嬌サービスするけれども、職場の先輩くらいではあんまり頑張らないと思う。もう大人なこともあるので。

そう思うと、推しは私にチヤホヤされたり褒められたり感情サービスを受けて感動されたりすると嬉しいしエネルギーになるんだろうな!と思うが
私も仕事でやってるので何もないところでやるのは難しいなと思う。
推しは明らかに話しかけて欲しそうに近くにくるが用事がない。話しかける内容がない。その状態で話しかけると私が変な人みたいになって困ると思いながら、毎日ぐるぐるした気持ちを抱えながら働いている。

私は人の行動にかなり敏感なので推しが私に話しかけて欲しいんだろうなと言うのは100%察知している。絶対合っていると思う。

怖いのは、私が他の人としている会話も全部聞いていることだ。とはいえ近い席の話が聞こえるのは仕方ないと思う。他の人だって近い席の人の話にはガンガン入っていっている。
それでも自分が真横で他の男性マネージャーからお土産をもらって喜んでいた後にキャンペーンの件で喜んでいたら、そのキャンペーンの内容を別の人にこっそり聞いていたりとかするとちょっと怖い。他の男性と楽しそうに仕事の話で盛り上がっているとイライラするのかすぐ席を立つ感じも嫌だなと思う。全て会話を聞かれており、そしてすごく話しかけて欲しそうだと思う。

顔と知性が好きだから行動の気持ち悪さに目をつぶっているが、本人も気持ち悪いおじさんだったら私は速攻で席のエリアを変えていると思う。

中身は好きなのと顔は好きなので、そのうち状況が解決するかなと思ってそのままにしている。

どうなりたいかのゴールは特に見つからない。

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