③課題のとらえ方を変えるー居場所を見つけるまでにしたこと

年を越してしまいましたが、気づきnoteの続きです。最後まで書けるかな。

何かに怯えているとき、対象をちゃんと見ていないことがよくあります。「蛇だと思っておびえていたらただ縄が落ちているだけだった」みたいなこと。

漠然と怖がってしまうと手も足も出なくなってしまうので、怖いという感情は受け入れつつ、問題点を明確にして一つ一つ対処していくことができるように、課題のとらえ方と対処の仕方を工夫していきました。

大きすぎる問いは、小さく具体的にする

漠然と課題に向かうのではなく「問い」と「応え」という考え方にすることで、思考が整理されて対処法が分かりやすくなります。

「育児しながら働きやすい職場を見つけたい」だとまだ大きすぎて、思考が行き止まりになってしまいます。「育児しながら」も、子どもの性格や家族構成や実家が頼れるかどうかなど、家庭によって育児の負荷は千差万別です。それに「働きやすい」にも幅があります。責任を負わず淡々とこなすことが得意でそれを活かすのか、もしくはどんどん挑戦して成果を上げたいのか、部下を持ってマネジメントをしたいのか…。

なので、問いをもっと細かくしていきます。

「労働時間が短いということを気にさせないくらい、私が成果を出せる仕事は何?」と考えると、今まで経験のある業種に近い職場がいいだろう、と気づけます。

育児中ということを考えると、社員同士で競うより、協力体制を作ろう、というカルチャーがある企業でないと成果を出しにくいと考えました。そうすると問いは「チームワークを生む仕組みができている、もしくは作ろうと試行錯誤しているウェブ業界の企業はどこ?」となります。ここまで企業側に求める条件が明確になると、面接でこちらから質問して、そういうカルチャーかどうかを探っていけばいいのです。それに「事情がある人でも成果が出せるチーム作り」に興味があるのでマネジメントにも携わりたい、ということもアピールポイントになります。

問いの立て方については、こちらの本で学びました。

仕事に裂ける時間や労力が限られる中、チームを束ねるような立場になることも多くなるので、議論が活性化するための「問い」の立て方を身に着けていきたいと思います。

袋小路にならない考え方を身に着ける

ちょっとした思考の癖が、積もり積もると大きな差になってきます。

無意識のうちに袋小路にハマってしまう自覚があったので、これは変えなければと思っていました。コルクラボでは誕生月のクルー会で編集者の佐渡島さんに本をおすすめしてもらえる機会があるのですが、ほかのメンバーがおすすめされていたこの本がとても助けになりました。普段本をあまり読まない方でも、読みやすいのでお勧めです。

“潜在意識は、考えるのを辞めた後でも、問いの答えを探し続ける”というのに、身に覚えがありすぎてアチャー!となりました。「どうして私はダメなんだろう」というような、考えても意味がないことで脳みその容量を使って疲れてしまっていたのでした。

「なぜ」じゃなくて「何を感じてるか」を自分に問う。そうすると、「じゃあどうしよう」と対処法を考えやすい。この練習をすることで、複雑で恐ろしいと思っていた課題も、対処可能だと考えられるようになりました。

もう働ける場所は見つからないかもしれない、子どもを育てながら働くのは無理なのかもしれない、私はどこかで選択を間違えて修復不可能なところまで来てしまったのかもしれない…

そんなことを考えていてもどこにもたどり着きません。

勤務時間を補って余りある成果を出せる会社はどこか? 育児中でもマネジメント、チームビルディングに挑戦できる環境はどこか? クライアントワーク、PM業務、コンテンツの編集やディレクション、広報やマーケティングの戦略設計ができて社会人経験の長い人間を欲しがる企業はどこか? どういう経歴を話せばビジネス上で自分を雇うとメリットが大きいと納得してもらえるか? 

具体的で対処可能な課題に落とし込むことで、初めて具体的に行動して対処できます。

ほんの些細なことですが、考え方の癖を意識的に変えてみて、日々意識して改善していくことで、5か月ほどの転職活動中に自分の変化を感じることができました。

ヨガとか瞑想も並行してやっているので、その効果も大きいかもしれません。瞑想は、感情や心の動きを客観視することができるようになるので、心に惑わされなくなってきます。ちょうどネットフリックスで始まったこの番組もよさそうですよ。

一話をやってみましたが、説明も丁寧、かつ言葉を絞って、ゆっくりと伝えてくれるので良いです。時間に隙間を作るのが苦手な人、ついつい空き時間を動画を見て過ごしてしまう人は、この動画を代わりに見てみるとよいかもしれません。

次はこちら。

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