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【マンガ】人間誰しもが役割がある、それがお前の役割だ 「BILLY BAT 浦沢直樹(著)」

漫画を連載中に読むことが本当に少なくなりました。大人になったということもあり、物語が終わってからいっき見が増えている形です。世の中こういう人が増えているんじゃないのでしょうかと思ったら、海外ドラマがはやっているのでそういうことはないのか。あれは終わらないからな。

僕は浦沢直樹さんの漫画が好きで。リアルタイムでは「Happy!」と「MONSTER」を読んでいていたく感動をして全ての作品を買いあさっていました。大人になってリアルタイムで読む漫画が少なくなって、そういえば完結したのかな?という思いで「BILLY BAT」を一気に読み込みました。

いろいろな感想があり、考察がありそうな内容だったのですが、考察などはせず感想だけ。

簡単にあらすじを書くと、主人公が漫画を書くとそれが実際の出来事として予言的に起こる。その漫画は一部でヒットしていて、ある警察官が「この漫画の主人公日本で見たな、リメイクか?」みたいな話をしてくる。そんなはずはないと思い作者はその原因を探るべく日本に渡る。そこから思いもよらない事実が判明していく。。。。。

僕が書くと全然面白くなさそうなんですが、どんどんのめりこんでいく話なんです。

この漫画で感じたのは浦沢直樹さんがいかに漫画が好きで連載がすきかということが伝わってきた。普通の漫画家が自分の実体験を元にエッセイ的に漫画を書くことは良くある(漫画道メチャ好き。)けど、浦沢直樹さんは漫画を書く漫画家を主人公に物語を書を書いて、その物語を予言する漫画をめぐる話となってくるのでよだれもので感情が入り混じってくる。

本当に風呂敷どうだとか世の中に言う人は沢山いるけど、僕はこの漫画を読み終わって「何で連載でよんでなかったのよ!おれ!」と激しく後悔した。ストーリーの運びで思っているのではなく、浦沢さんの真骨頂と僕が思っているコマ割や扉絵や大コマの迫力、それをリアルタイムで味わいたかった。MONSTERをローソンで立ち読みして病院のシーンで声をだして驚いたあの感覚を思い出したかった。。。ホントに最終の2-3話は全て良くってもう感情高ぶってしまう。

最後の地雷を踏んだシーンは「キートンのガムテープやで!!」と思ったのは僕だけではないはず。。。。。

最終的にどういう話だった?と聞かれるとじっさいうまく答えられない。でも面白かったのは間違いない。漫画によって救われ人生が変わる。物語の感想や役割を見つけ出すのも個人の役割。

さっそく「あさドラ」は追いつくように心がけよう。


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