マレーシアでICL手術をした話 8 (セカンドオピニオン)

下書きだけ書いて放置してました！upします👀

その後
手術を行ったクリニックVのあんまりな説明に不信感MAX。自分のnoteを読み返しても、ここのドクターは「あと○週間、あと○か月待って様子を見て…」とひたすら待て待て言うだけで具体的な説明がない。待っても慣れるだけで結果は変わらないんだろうな、とICL初心者の私でも想像がつきます。再手術するかしないか、再手術時のICLレンズは再び老眼対応なのか普通のレンズか　等々、他の専門家の意見を参考にすべく、セカンドオピニオンを求めようと思いました。
「意見を聞きたいなら、レーシック手術等を行ってる病院に聞いた方がいいですよ」と人様からアドバイスを頂き、KLで一番高額との噂の、私立PC病院眼科で予約を取ります。どの先生が良いか分からないので、予約時にICL手術のセカンドオピニオンが欲しい旨を伝えました。

PC病院
クリニックじゃなくてホスピタル、一気に敷居が上がった感があります。

マレーシアでは、ホスピタル(総合病院)は紹介状を持って行って診てもらう病院、大きな治療、手術を行うときに訪れる場所です。ちょっとした症状なら近所のクリニック、そこで手に負えなそうならホスピタル、という雰囲気です。料金ももちろん跳ね上がります。

スタッフの方に検査してもらった後、女医さんと日本語通訳の方と一緒に所見を伺います。この先生は老眼対応ICLレンズ手術の経験があり、詳しい方でした。説明は大体分かりますが、確認したい部分のみ通訳さんに聞きました。

結局、手術後に視力が思ったより上がらなかった理由はICLレンズの大きさが合っていなかったからでした。追加で検査してもらったところ、水平になっているはずのレンズが両目ともカーブしていました。特に左のカーブが大きく、これが視力が今ひとつ上がらなかった原因との事。

以下女医さんの説明
…眼内のレンズを入れる部分のサイズは外からは見えない部分なので測定不可、一般的に7-8割の人はこの（今の）サイズでOKなんだけど、残り2-3割、一般サイズじゃ合わない人がいる、あなたの様に。通常のモノレンズ(老眼対応じゃない普通のレンズ)なら特に問題は起きないんだけど、老眼対応レンズはマルチフォーカルレンズなのでこうなった。これは新しい技術のレンズなので、こういうことがたまに起こりやすい。自分としては、左目のみ再手術をお勧めする。右目は落ち着いてるので問題はないと思う。とりあえず左目を先に手術してから右目について考えてもいいんじゃないか。あと何十年か経ったら白内障でどの道再手術すると思うし、眼はあんまりいじり過ぎない方がいい。左目のレンズを老眼対応のサイズ違いにするかモノレンズにするかは、自分で様子を見て選んでいい。モノレンズにすると遠くははっきり見えるけど近くが弱くなる。でも右目で近くは見えているので、慣れれば問題ない。ICLレンズはWarrantyがあるのでレンズ代は無料、等々。

2時間以上説明を聞いてました。怪しくなくちゃんと分かりやすく説明してくれる医者、超絶大事です。初めっからここで手術してれば良かった。。。と思いましたが、ここはICL手術の案内は出してなかったんですよね。

家に帰ったあと、再手術するならこの先生がいいな～と思い、連絡を取ります。確認して頂き、今のICLレンズの補償分をこちらの先生と病院で使用可能、転院ＯＫが出ました。かかる費用はレンズ代を除く手術代と雑費。Ｖクリニックの再手術費用(予想)の軽く3倍弱、一瞬怯みますが、信用できないクリニックと医者に微妙な手術をされるのは嫌だと思い出します。

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セカンドオピニオンのPC病院にはこの後もう一度行きましたが、結局再手術はしませんでした。するなら何十年か後の白内障手術の時に水晶体交換でいいかと。PC病院の女医さんが「ICLはレンズを取り出せば元通り、って言われてるけど、一度手術した眼は手術前の何もしてない状態の眼に戻るわけじゃない。」と仰っていたのが印象的だったので、これ以上の手術はやめておこうと思い直したからです。

私は2022年年末に本帰国し、マレーシアで現地採用だった会社の本社で正社員として働いています。今でも遠距離は今ひとつですが近中距離は裸眼で見え、生活はやっぱり便利になりました。手術したクリニックの対応はダメだったな〜PC病院良かったな〜と今でも思いますが、手術はやっておいて良かったと思います。
マレーシアでICL手術を考えている稀有な方がおられましたら、何かのご参考になればと思います。
ご拝読ありがとうございました！