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藍色のうつわ

Creemaで販売をスタートして、約3年です。
2017年夏、新作100選に選ばれトップページに表示された鳥のうつわ、
シーズンごとにテーマで描く豆皿、オリジナルの藍色の絵付手法が、私の代表作になりました。
藍色の手法は、これからもずっと続けていきたいなぁと思っている私のこだわりの一つです。

最初は、黒猫の豆皿の空白にアクセントを入れるため、少しの手間で星模様を描きたいと濃い藍色を水で薄く溶いて使い始めたことです。
薄い藍色の水玉と濃い水玉を、針で星模様をひっかいて描いていました。
手づくり市で販売したところ、藍色の優しい濃淡が「ほかにはなくて可愛い」とご購入頂きました。
猫人気ではなく、こっち?と少しびっくりでした。
それから制作の枚数も増えていくうちに、すっかり最初の「少しの手間で」を忘れてしまい、描くことに没頭してしまいます。
すっかり複雑で手間ばかりの豆皿になっていました。
何度も重ねると濃淡が複雑になる、しっかり乾かない前に色を重ねると粒子が動いて濃淡にならない、色をしっかり管理しないと1枚1枚バラバラの色の仕上がりになるなど、やっていくうちに、色々なことがわかりはじめました。
描くだけでなく、星を描き落とす道具の針、藍色の絵具の仕込み、ガラス質(釉薬)の材料や掛け方も、「うんうん、これこれ!」とより納得いくものを発見しました。
こういう研究のように、失敗からの対策や収穫は、とにかく大好きです。
この手法を習得するまでの色々な収穫は、小さな達成感の繰り返しでした。
教わったことではなく、自分で手を動かしみつけた手法です。

後々、図書館の陶芸の本で、「薄い呉須と濃い呉須を重ねて使うことは、窯元の職人ではご法度とされている」と知りました。
私も描くのが大変だから、全面藍色の豆皿は月に10枚程度の制作です。
こんな手間もいっぱい、色のコントロールもたいへんでは、量産の職人さんは無理だろうなぁと思います。
もしかしたら、陶芸の学校に通ったり修行をしたり「呉須の使い方」を学んでいたら、道を外れることなく、この方法をやってみようとも思わなかったかもしれません。

出店で、つい「描くのが大変で」と話しに出てしまうことがありました。
「全部藍色にしなくても良いんじゃない」とお客様のアドバイスを頂き、一部だけ藍色の手法を取り入れた豆皿が、昨年の秋から仲間入りしました。
「モクモク」と見たままの名前で、モクモクの雲のような星空の中に猫が登場します。
空白にはアクセントの真っ赤なてんとう虫です。
私もちょっとだけ制作が楽で、お値段も少しだけ手に取って頂けやすくなりました。
人気作品です!
(なかなか在庫がないのが、いつも申し訳ございません・・・・)
是非、Creemaの販売ページも、覗いてみて下さい。

◆出展参加◆
7月20日(土)11:00-19:00
ハンドメイドジャパンフェス
東京ビッグサイト
こちらには、たくさん在庫を準備します。
ブース番号 H-148でお待ちしております。



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都電の走る街で、猫と暮らし小さなうつわつくり。小さなアトリエ、小さな窯、小さなうつわ。都内てづくり市に出店しています。

また次もスキ頂けるよう書きます、ありがと!
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都電の走る街で、猫と暮らし小さなうつわつくり。小さなアトリエ、小さな窯、小さなうつわ。都内手づくり市に出店しています。minakawaneko.com
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