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これがアメリカ大学院留学生の最初のセメスターのスケジュール!(経験談)

皆さん、こんにちは。今日は、私が最初のセメスターでどのようなスケジュールで生活をしていたのかを具体的に書いていきたいと思います。というのも、私が留学準備をしている頃、受験に対する対策や奨学金に関わる情報はたくさんある一方で、現地でどんな生活を留学生が送っているのか、その具体的な情報がないという課題感を感じていました。そのような背景から、これから留学をする、もしくはしたいという皆さんが、留学生活とはどのようなものなのか、具体的なイメージを持てるような情報を少しでも提供できればと思います。ちなみに、以下に書いていくようなスケジュールで勉強をしていた結果、私は最初のセメスターで履修した全てのクラスでAを取ることができました。ネイティブや、すでに英語がほぼ完璧にできる留学生のような効率で進めることは私には到底無理だったので、とにかく量勝負で望んだセメスターでした。

1セメスターの全体スケジュール

さて、まずは大きな視点から。皆さんはアメリカのセメスターがどのようなスケジュールで進むのかイメージがつきますか?私は留学前はふわっとは理解していたものの、具体的なイメージは掴めていませんでした。以下に大まかなスケジュールを書いてきたいと思います。

5月:履修登録開始
8月下旬:チェックイン、オリエンテーション、様々な新歓イベント
9月上旬:授業のトライアル期間 ※一週目の授業を受けた後に履修登録の変更が可能
9月中旬:授業本格スタート
11月上旬:中間試験
11月下旬:Thanksgiving休暇
12月中旬:期末試験

まず驚きだったのは、(もしかするとNYUが特殊なのかもしれませんが)履修登録が授業開始のかなり前から始まったことでした。正直この頃はまだ英語を読むことにも慣れていないので、シラバスに目を通して、各クラスの情報を集めることに苦労をしました。また、履修登録開始日は戦闘のような印象で、人気のクラスはすぐに定員に達してしまい、Wating listと呼ばれる順番待ちに登録しなければいけないような状況でした。このあたりの仕組みも日本と少し異なり、最初はかなり戸惑いました。

8月下旬に到着してから、しばらくの間は様々なオリエンテーションが開催されていました。私はこの間に図書館の使い方や、大学の施設についての情報収集を積極的に行ったことで、うまく大学の環境を繋いながら最初のセメスターを乗り切ることができました。

9月に授業が始まってから中間試験までは、とにかく授業についていくことに必死で、あっという間に時間が過ぎました。また、中間試験を終え、5日間のThanksgiving休暇を経て、期末試験へ突入するという後半戦は、授業だけでなく、試験やレポートにも追われる怒涛の日々でした。

1週間のスケジュール

そんな全体スケジュールの中で、私の一週間のスケジュールはどのような形だったかというと、実は授業がある時間は、月曜日から木曜日の16:20〜18:10だけでした。履修したクラスの数としては3つだったのですが、そのうちの1つのクラスが一週間に2クラス開催されるクラスだったため、合計で週に4コマという形でした。最初にこの日程を知った際は、余裕じゃん!と思いましたが、実際にやってみると、授業の予習・復習、またセメスター中盤あたりから始まった研究室での活動もあり、とにかく余裕がありませんでした。以下に具体的にどのようなスケジュールで毎日戦っていたのかを書いていきたいと思います。

1日のスケジュール(セメスター前半・平日)

まずセメスター前半の平日は以下のようなスケジュールが基本でした。とにかく勉強しかしていません。勉強とは具体的に何をしているかと言うと、各クラスから出されるReading課題を読んだり、授業で説明された資料をレビューしたり、間に出されるレポート課題に取り組んでいたりでした。

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Readingは、噂には聞かれたことがあるかもしれませんが、本当にとんでもない量を出されます。下の写真は私が今セメスターに履修をしたクラスの教科書達です。この本の大きさや分厚さがなんとか伝わると嬉しいのですが、辞典のような大きさ・分厚さの教科書に取り組みます。セメスターが始まる前にAmazonで中古本を書い、この本達が家に届いた時には、心が折れました。毎週のReading課題では、これらの本の1章+論文1〜3本程度が課されます。それが3クラス分なので、毎週だいたい100ページ程のReading課題量でした。

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1日のスケジュール(セメスター後半・平日)

徐々に大量のReading課題に慣れてきたと思った頃に、私の場合、研究が始まりました。これは、どのような学部、コースに進学するかによっても大きく変わると思うのですが、私の学科の場合、多くの学生が研究室に所属して、何かしらの研究に携わっている印象です。それによって、私の日中の勉強時間は研究の時間となり、夜を中心に、より効率の良い学習が求められる状況へと変化していきました。しかし、この頃には、授業や、課題に取り組むコツが少しずつ掴め始めてきていたので、このような変化にもなんとか対応をすることができました。

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1日のスケジュール(休日)

最後に休日のスケジュールですが、こちらは研究室での活動が始まる前と後で大きな変化はありませんでした。私は体を動かすことがストレス発散になるタイプなので、休日はジムで運動をしてから勉強をするというリズムで固定をしていました。何れにしても、休日も含めとにかく勉強!という生活でした。

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計画的な試験やレポート準備が最重要ポイント!

ここまで、私が最初のセメスターをどのようなスケジュールで取り組んできたのかをまとめてきました。このようなスケジュールで1セメスターを過ごして思うことは、留学生だからこそ、英語が第一言語ではないからこそ、とにかく前もって計画・準備をしていくことが良い成績を取るために重要だということです。何をやるにしても、ネイティブ以上に時間がかかることは仕方がないことです。だからこそ、提出期限の何週間も前からレポートに取り組んだり、試験も日々の復習を通じて、できる限り事前に備えをしてきました。その結果、なんとか最初のセメスターを乗り切ることができました。

また私の場合幸運だったのは、寮に同じ学科の学生が一人おり、その子とお互い励まし合いながら毎日モチベーションを維持することができたことでした。一人でこのようなハードなスケジュールで戦うことは、体力以上に、精神的にとても辛いものがあると思います。なかなか簡単にはいかないかもしれませんが、誰か勉強のパートナーを見つけるということも、戦略の一つとしてお勧めをしたいです。

今日はここまでです。これから留学を志す方、また海外での生活に何かしら興味を持たれている方の参考に少しでもなっていれば幸いです!

読んでくださり、ありがとうございました!

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