夜に潜む 美しい言葉のカケラ
たまに
美しい言葉に溺れたくなるトキがある
唄のような
ビブラートの利いた言葉に
揺らめいて
美しさにうっとりと溶けて
言葉の海に身を委ねる
それでもまだ
美しい言葉たちは
文字から零れ落ちんばかりの煌めきを放ち
夜は深みをまし
言葉は星になる
普段
“病気にならない〇〇!”
だとか
“〇〇は身体になんちゃらかんちゃら”
みたいな本ばかり読んじゃうから
時々
小説を読むようにしている
小説独特の単行本は
手に取るだけで安心する
言葉は唄だ
音程があって流動的で軽やかさもある
目に見えない感情を言葉で感じ取る不思議
決して辞書では教えてくれない
人間特有の身体の動きから理解できる
感情のディテール
生まれ変わったら
大食いユーチューバーになりたいと思ってたけど
小説家もいいなぁ
なんて思った昨夜のひととき
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