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くすぶり女の私が【みんなの希望】と言われるまでになって、その後散った話1

こんばんは。

今日も思いつくまま、思い出すまま綴らせていただきます。
よかったらお付き合いください。

私は離婚した後、いくつかの街で過ごしてきました。

特定の彼が遊びに来てくれる時もあれば、
浮いた話がまったくない事もありました。
再婚に進む程のお付き合いはなく、何年か付き合って別れるというのを少しだけ繰り返しました。


2017年の冬に4回目の引っ越しをしました。
その街には少しだけ有名な商店街があり、
その商店街にはチェーン店より個人経営の飲み屋さんが多くありました。

ひとり飲みが出来るようになったのはその街のお陰です。
なんとなくの顔見知りが増えていき、
その顔見知りのひとりからお酒が飲める定食屋さんを教えてもらいました。

飲んだらあまり食べないというのが酒飲みですが
たまに揚げ物が食べたいとかそういう時にはいいな、なんて。
(生ビールのサーバーがあるのに、
【瓶でもいい?】
と聞かれるのは不本意でしたが 笑)

そのお店の店主のスミコさん(仮名)は私より何歳か年上の女性。
お子さんは4人いて、私がそのお店に行った当時は離婚をして何ヶ月かという時期でした。

女性店主のお店という事で通いやすいかな、と思い、何回か行った頃
お客さんである太った同年代の男性から声をかけられました。

【もしよかったら、異業種交流会みたいなものをやってるんで
今度来ない?】
と。

スミコさんに話を聞くと
異業種交流会っていう程のものではなく、
このあたりに住んでいる独身男女が集まって飲むんだよ~
女性はたぶん私が若い方で、男性は奥さんを亡くした60~70代、
そして私に声をかけてくれた男性がいちばん若くて40代後半との事。
(男性にとって都合のいい、
商店街の独身女性を呼んで飲み会をしたいだけの話でした。)


ただ年配の男性と飲む事が苦手な私はお断りをしました。
一度行ってしまうとその後も行かないといけなくなってしまうから。

飲むだけなら、と思う人もいるかもしれませんが
職場の人でもないのに、プライベートで興味を持てない
年配の男性達を相手に飲む事は私にとっては苦痛でしかありません。

スミコさんは、
私はここでお店をやっていて、みんなはお客様でもあるし
お付き合いをするのも大切だから参加しているけど、
そんなに乗り気じゃないんだよ、いつも、と話していました。

断ったってなんとも思わないから断っても平気だよ、
と言ってくれたので
自分からも断ったし、スミコさんにも私の趣味趣向をみんなに伝えてくれて
大丈夫です!とお願いしておきました。
(年下男性が好きだというところを…笑)

後々、私がひとりで飲み歩いていたり、他の人と飲んだ噂を聞いて
その太った同年代の男性に、スミコさんのお店で言われました。

【あんたの噂は聞いてるよ。
何やったって俺らの耳に入るんだから】

はぁ???

なんておっしゃいました??


元々、気に入らない相手だったので
【私が何をしようがあんたに関係ないし、
そっちが私に(恋愛対象になるかもしれないと)興味を持っても
こっちは最初からそんなつもりないんだから
優しくしてやったのに断った、みたいな言い方すんな。】
(原文まま)

はっきり言われたらビビるくせに、なんで虚勢を張るんだろう。

でも私はすっきりしました。
私に近づくな、偉そうにすんな。

離婚して女ひとりで生きて来ているんだから
プライベートぐらい、好きにさせてよ。
こんなんじゃストレスだらけになってしまう。


って事で、早々に商店街の一部の男性から嫌われる女になりました。


つづく

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