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椋本湧也
2021年7月15日 17:36
宮沢賢治の作品のなかには、「ほんとうのさいわい」というフレーズがたびたび登場する。今回は、『銀河鉄道の夜』『春と修羅<序>』『学者アラムハラドの見た着物』『マグノリアの木』の4つの作品を辿りながら、賢治の思想を5000字の駆け足で紐解いていこうと思う。1.『銀河鉄道の夜』~<ほんとうのさいわい>を探す旅賢治は生涯をかけて「<ほんとうのさいわい>とは何か」という問いを追求し続けた作家である。ジョ