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怪我が教えてくれたこと

ちょうど1週間前に久しぶりに腰を痛めました。
結構、やってしまったなぁという痛め具合で最初は靴下も自分で履けないくらい。久しぶりの腰痛に発見したことや気づいたこと、思い出したことを書いてみました。

私の腰痛歴

思えば私が初めていわゆるギックリ腰といわれる腰痛を経験したのは、20年前、娘を出産して1年も経たない頃。その時は本当に寝返りすらできないほど動けなくて、整骨院にみてもらいに行くのも必死。娘のお世話もままならず、精神的にもかなり凹みました。

それからも時々腰が痛いことはあり、自分は慢性的な腰痛持ちなんだって思って過ごしていました。

ヨガを始めてただ生徒としてレッスンに通い週に1回しっかり動く程度の頃はよかったんだけれど、その後ヨガのインストラクターになってからの方がヨガを練習するようになった一方で腰を痛めてしまう頻度が増えていったんです。

腰痛があったからこその出会い

身体にもいいと思って取り組んでいるのに、腰を痛めてしまうという矛盾。
何より腰を痛める使い方をしている私が指導することは、生徒さんも腰を痛めてしまうことに繋がるかもしれない、と不安にもなりました。この使い方を変えないといけないと考えるようになりました。

そんな時に出会ったのがロルフィング。
自分がこれまでのヨガの練習だけでは辿り着けなかった身体の感覚を知り、自分の身体の可能性が広がるのを感じました。
そこでロルファーのゆきさんのセミナーを受けるようになり、身体の使い方ととことん向き合うようになりました。

そこからの身体を通して自分を知る旅は、すぐに答えが出るような単純なものではなかったし、最初はさっぱりわからないこともあったりしたけれど、身体は正直でその変化がいつも灯台の光。
一つ気づいて、一つ変化して、また次の扉が開いていく。
その永遠の繰り返しで、それはもちろん現在進行形。

ヨガそのものを学ぶ場ではないけれど、今ここにある感覚に意識を向ける、自分をただそのまま観る、そして自分自信を信頼して変化していく、その取り組み全てはヨガに通じていると私は思っています。

身体の変化とともに内面が変化

気がつけば日常的に疲れにくく動きやすい身体に、そしてラインも昔より随分変化しました。もちろん良い方へ。

何よりも自分には無理だろうと思っていたアシュタンガヨガの練習に毎日取り組めるようになったことは自分でも一番の驚きです。
決して身体能力が上がったからではなく、むしろ股関節に疾患があって無理できないことを知ったくらいですが、それでもチャレンジができるようになったのは自分の身体との向き合い方が変化したからだと思っています。

そして、その身体への取り組みは自分の内面にも大きないい変化を与えてくれました。

身体と心は繋がっている、ボディ・マインド・スピリットの3つを整える、とはよくいわれますが、自分の中の「身体」と「心」という別々にあるものが繋がっているというよりは、そもそも身体も心も、そしてSpiritといわれる精神も全て重なって一つの自分を作っている、だからこそ身体への取り組みが内面の変化を起こしていくのだと思います。

人生はいろんな出来事があり、アップダウンもあるけれど、思い返してみるとダウンの時にこそ自分を大きく成長させてくれることが詰まっていた気がします。
怪我は痛いしできればしたくないけれど、やっぱりそこから得られるギフトがあって、それを自分だけでなく、また生徒さんへと還元できることが喜びでもあり、そんなことを繰り返してたら何が起きても人生まんざらじゃないよねって笑える自分がいます。
そんな風に思えるのは、やっぱり私にはいつもこの身体があって、そしてヨガがあったから。

今回は久しぶりに痛めましたが、すっかり腰を痛めることも減った近頃の私。でも腰痛があるたびに毎回身体には新しい発見があり、その怪我との向き合い方でも気づくことがあり、そして今回も久しぶりに痛めた自分に大きな気づきがありました。長くなってきたので、その話はまた次回。



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