今日は永遠の水曜日
私にとって1月25日は水曜日だ。
10年前の今日からずっと変わらず、今日は水曜日。
火曜日でも金曜日でもない。
私は10年前の今日、第一志望の中学入試を受けた。
通っていた塾で同じ中学を受験する人たちと引率の先生で、朝早くから新幹線に乗って会場へ。
寒くて、鼓動が早まる。
そして慣れない新幹線の中で
この中で、私だけが受からないんだろうなあ
そう考える。
昔からそうだが、
本当に何かが上手くいくときって、最初から上手くいく自信がある。
10年前のあのころ、
私はずっと
、
自分は結局失敗するんだろうな
その気持ちが離れないでいて、
それでも机に向かっていた
。
結果が分かって、
そのことが知らずしらずのうちに色んなところに明るみになって、
私は親にとても迷惑をかけた。
本当に中途半端な年頃でもあるから、
そもそも中学受験に対しての、
私の気持ち、親の気持ち、どちらが大きかったんだろうとか
、しなければよかった、
とか
でも失敗した自分がとにかく恥ずかしくて
、
とにかく怒った。
とにかく色んな人に言い訳したかった
。
✾•✾•✾
あれから、
大きいこと小さいことたくさん色んなことがあって、
うまくいったりうまくいかなかったりした。
でも中学受験のことだけは特別本当に悲しくて、ときどき子どものようにわんわん泣いてしまう。
あれから毎年この時期になると、
1月25日(水)を思い出す。
この出来事は、
私にとって"生きる糧"とかで表せられるようなものではなくて
、
ずっとのどにつっかえていて
、
でも知らないうちに今の私を生かしてくれたのだろうか。
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今日起きてから、
今日一日をどう過ごすべきなのかずっと考えていた。
でも、今日という日をなんの意味も持たせてはいけないと思って、いつもと変わらず普通の日を過ごした。
これからはなるべく気楽でいられるように、いつまでもこだわらずにいられるように、
今日はじめて文字に起こして、
もう二度と苦しくならないように