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一番の理解者
一気に寒くなって、2つ目の季節が過ぎていくのを感じた。
この週末は娘とデートをした。
体調は相変わらず良いとは言えなかったが、たくさんお喋りをしながら目的地まで歩いた。
何かの話の途中に、「かーさんは今お仕事していなから」とわたしが言うと
「お仕事する時は少しの時間でしょ」と娘が返すのでびっくり!
(ことばは少し違ったかもしれない)
あれ、復職の時はリハビリ勤務するって言ったかな?
と考えつつ娘に確認すると
「聞いてないよ。だって、かーさん、たくさんお仕事したら疲れちゃうでしょ。頭、痛い痛いになっちゃう」と。
もう自然と笑顔で「そうだね」と返していた。
多分、わたしのことを誰よりもわかっているのは娘だと思う。
娘は幼い時からわたしの体調不良を目の当たりにしてきている。
まだまだ甘えたくて仕方のない時期にも、「頭が痛い…」と横になる母親に我慢を強いられてきたのだ。
それにも関わらず、娘はわがままを言うでもなく、とにかくわたしには優しく接してくれた。
外出の際には、薬を持ったか確認してくれたり、サングラスや水分などの必需品もよくわかっている。
薬を飲んでいる日には、「お薬効いた?」と気遣ってくれるようにもなった。
かーさんの不調は「頭が痛い」ことと認識しているため、正直本来の病状までは理解していない。
でも、そうやって気にかけてくれる存在が近くにいてくれるだけでホッとする。そして、娘に「かーさん」と呼ばれるたびに、また頑張ろうと思えるのだから。
この日は外出をして、娘にお昼ご飯を作ってあげられた。
その後、かーさんがベッドに横になってもそばにいてくれた娘。
横になりながらも、娘と戯れ合う時間をもてたのだ。
以前よりも笑顔になれることが増えてきた。
愛しいわたしのはなぞう。
今日も「ありがとう。かーさんはしあわせです」
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