mimukei

新たな人生スタート。 できないも、できるも、全部自分だから。 ここに記していきます。

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最近の記事

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10年後にわかった事実

今回は、前回の記事↓で登場した『身体症状症』について話そうと思う。 初めてこの言葉を聞き、最初にしたことはネットでの情報収集。検索エンジンで「身体症状症」を調べると↓このように解説されていた。 理解出来ただろうか…? 職場の上司に言われたことだが、「調べてみたがよくわからなかった」と。 ごもっとも! 自分の状態=身体症状症 と、当事者でさえすぐには理解出来ないでいた。 精神疾患の中でも聞き覚えがあるのは、うつ病・双極性障害(躁うつ病)・パニック障害・適応障害などだろ

    • 再出発

      久しぶりの更新。 仕事復帰を前に色々と準備していたのだが、復帰間際にトラブルも発生してしまいまだ休職中の身である。 職場に戻るにあたってひとつ考えていたことがあった。 それは、自分の状態を開示すること。 わたしはチームで仕事をしている。同じ現場で働くスタッフには知らせるべきではと考えたのだ。 療養休暇を長期に取得して復帰する職員はまずいない。 特に精神疾患ともなれば、そのまま退職するケースが多かった。 そもそも、休暇の理由が公表されることはなく、現場のスタッフは何も知ら

      • 我慢の先にあるものは・・・

        書店で新書を買ったのはいつぶりだろうか。 たまたま書店の脇を通り過ぎた際、ふと目についた書籍があり、わざわざ数メートル戻ってそれを手に取った。 『感じのよい伝え方』というタイトル。 中身を少しだけ立ち読みして購入した。 人と繋がるにはコミュニケーションは欠かせない。 コミュニケーションの中でも、「言葉」は一番重要ではないか。 音声でも文章でもその重要性は変わらないと考える。 相手に気持ちよく受け取ってもらえる「言葉」をチョイスするだけでなく、それをどう表現するか。

        • 知ってほしいことがつまった作品『今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜』

          タイトルにある、Netflixオリジナルドラマ。 11月に配信開始になったばかりの作品だ。↓ 精神科病棟が舞台となり、主人公のナースを中心に、「精神疾患」を抱える患者やその家族、そして医師など様々な人間模様にふれられるとても観ごたえのある作品だ。 観る人によっては、感情移入しすぎてしまい辛くなるかもしれないため、ぜひ公式ページであらすじなどを確認してからの視聴をおすすめする。 なぜなら、物語の中盤以降には主人公自身もある疾患と向き合うことになるのだが、そこで描かれる様子や

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        10年後にわかった事実

          一番の理解者

          一気に寒くなって、2つ目の季節が過ぎていくのを感じた。 この週末は娘とデートをした。 体調は相変わらず良いとは言えなかったが、たくさんお喋りをしながら目的地まで歩いた。 何かの話の途中に、「かーさんは今お仕事していなから」とわたしが言うと 「お仕事する時は少しの時間でしょ」と娘が返すのでびっくり! (ことばは少し違ったかもしれない) あれ、復職の時はリハビリ勤務するって言ったかな? と考えつつ娘に確認すると 「聞いてないよ。だって、かーさん、たくさんお仕事したら疲

          一番の理解者

          自分軸をもって人と繋がる

          『自分軸』 もっていたはずなのに…人と繋がろうとすると、自分軸がすっぽり抜けてしまっていたことに気付いたのはつい最近のこと。 このことに気付かせてくれたのはカウンセリングの場だった。 家族をもってから、特に娘という存在ができてからは、自分のことなんていつも後回しの生活だった。 当たり前といえば当たり前のこと。そうやって生活している人なんてたくさんいる。 わたしは完璧主義なところがある。真面目で責任感が強いと言われることも多い。人に頼るのが苦手で、自分で抱え込んでしまう

          自分軸をもって人と繋がる

          「やってみよう」をやってみた

          意欲低下により活動的になれずにいたが、11月になる頃には「やってみよう」という気持ちが出てきた。 突然意欲が出てきたというより、休養を通して自分を見つめ直したり、病気への理解を深めてきたことが関係している。 復職に向けても日中活動を増やすことは必要だった。 それまでは散歩やストレッチ・筋トレなど、身体を動かすことは意識していたが、頭を使うような作業はしてこなかった。 疲れやすくなっていたのもあるが、そもそも「やりたいこと」(楽しめること)がなかったのだ。 そんなわたしがチ

          「やってみよう」をやってみた

          できないことよりできたことを褒めてあげよう

          メンタルを病んでいる人に向けられる優しいことば。 わたしの今年の夏は「辛い日々だった」と残したように、できないことばかりの日々だった。↓こちらより。 この場所をあまりネガティブな言葉で埋めることは避けたいのだが、情報発信の場としては記録に残しておきたいので、わたしの「抑うつ状態」にも触れておきたい。 わたし自身の感覚で表現すると… ・元気がない(表情が乏しい、暗い) ・声が小さくなり、スローに話す(話をすることも億劫になる) ・心から笑えない ・物忘れ、ミスが増える

          できないことよりできたことを褒めてあげよう

          病気のラベルがわたしをホッとさせた

          8月の下旬、総合病院の精神科を受診した。 数枚に渡る予診票を書いていき、それを基に臨床心理士との面談(予診)を受けた上で、精神科医が診察する流れだった。 初診は時間がしっかり取られている病院で安心した。 この時の自分は話をするエネルギーもあまりなく、ゆっくり、言葉を詰まらせながら話すので精一杯。さらに話し始めると涙が止まらない始末。 この状況も以前なら考えられないこと。 普段のわたしは早口に喋る人間だった。自分で言うのも何だが、頭の回転は早い方でポンポン言葉が出てきてい

          病気のラベルがわたしをホッとさせた

          片頭痛との付き合い ①

          『片頭痛』 この病気に悩む人は多いのではないだろうか。 わたしもその中の一人にすぎないが、「頭痛さえなかったら、どんなに人生が豊かになっていたか」と思うほど、長く苦しみ続けている。 頭痛は大きく分けると3つに分類される。 緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛 わたしが経験したことのある頭痛は、緊張型頭痛と片頭痛。 頭痛があることを自覚し始めた当初は、緊張型頭痛だったかもしれない。20歳を過ぎ、社会へ出ていくようなってからのこと。当時は、ロキソニンを飲むことでしのいでいた。その

          片頭痛との付き合い ①

          選択と決断

          休職するに至ったのはなぜか。 はじめは、単純に「頭痛の悪化」だと思っていたのだが、段々とそれがただの片頭痛ではないのでは?と感じるようになっていった。 そう感じるようになったのは、片頭痛のスタンダードな治療では全く改善されなかったこと。さらに、頭痛以外の不調もはっきり身体に出ていたからだ。 7月下旬のこと。いつも通りの朝を迎え、仕事に行く支度をしようとベットから身体を起こしたのはいいものの、なぜか次の行動には移れない。 鉛のように身体が重く、やらなきゃいけないとわかって

          選択と決断

          noteをはじめた理由

          2023年、40歳を迎えるのを待っていたかのように、人生の転機が訪れた。 少し前から、今後の人生についてを考えるようになっていたわたしは、頭で考えるだけということをやめようとしていた。 それは、「幸せになりたい」という自分の想いに気付いたから。 その頃のわたしといえば、家庭では自然と笑うことをしなくなっていた。 普段はどちらかというとよく笑う。よく喋る。 それなのに、人が変わってしまったかのように笑顔がなくなり、苛立つ日々を送っていたのだ。 それでも、妻として母親として

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