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今日のごはんと本 赤ちゃんと一緒 8/24(土)〜30(金)

夫と4歳児と0歳児との暮らしのなかで、食べたもの、読んだものの記録です。
* * *
産後4ヶ月。
換毛期のように、容赦なく髪が抜けていく。
少し前に買ったほうきが大活躍。
ほうきを使いはじめて気付いたことは、わたしは掃除が苦手だったのではなく、掃除機をかけるのが苦手だったのだということ。
ほうきで掃くのは、けっこう楽しい。
話が早い感じがして、とてもいい。

8/24 土曜日 晴れ

朝ごはん
チーズトースト、ゆで玉子。

早朝から夫は子どもとおでかけ。
散歩がてら、赤ちゃんを連れて駅まで見送りにいく。
大好きな喫茶店で水出しコーヒーをテイクアウトして帰宅。
赤ちゃんと留守番しつつ、先週のんびりした分、今日は書きものを進める。

昼ごはん
冷麺。
去年、つわりでグラグラになりながら、食べられそうかもしれないと思ってKALDIで買ったけど結局食べられる気がしなくてしまい続けていた冷麺を、ついに食べる。
キムチをどっさりとのせる。
賞味期限が約1年前だったけど、おいしかったから大丈夫のはず。

午前中で仕事を切り上げ、午後は赤ちゃんとのんびり過ごす。
至福。

おやつ
しみチョココーン、杏仁豆腐。
赤ちゃんとくっついて寝そべり、本を読みつつ、夫と子どもの食べかけのスナックと、朝コンビニで買っておいた杏仁豆腐をおやつにする。

夕方、夫と子どもがくたくたになって帰宅。
夫、お疲れさま。

夜ごはん
しょうが焼き、キャベツのせんぎり、オクラの梅おかかマヨネーズ和え、キムチ、もち麦入り白米、手羽元ときのこと豆腐のスープ。
しょうが焼きとキャベツのせんぎりとキムチとごはん、運命的な相性のよさ。

晩酌
ビール。
みんなが寝静まったあと、先週の日記を書きながら晩酌。

読んだ本
『居るのはつらいよ』
のめりこむようにして読んだ。
なんていい本なんだ。
平易でユーモラス、読み手の感動を過剰に煽ることをしないクールさもある。
ほかの著書も読んでみたくて、さっそくAmazonで注文する。


8/25 日曜日 くもり時々大雨

朝ごはん
コーンマヨチーズトースト。

昼ごはん
とんかつ定食。
出先にて。
子どもたちが寝ている間に急いで食べる。

今泉のフライングタイガーへ行き、ものすごく久しぶりに、自分のために本以外のマテリアルを買う。
セールをしてたので、子どもとお店をすみずみまで巡って爆買い!
といってもかかった金額は3,000円ちょいくらい。
お買い物、とても楽しく、大満足。

そのあと洗顔石けんも買う。
東京に住んでいたときは、行きやすい場所にあるから気が向いたらふらっと立ち寄れるという理由で、Aesopの洗顔を使ってたけど、移住後は近くにないし、天神の店舗は混み合ってるしで、洗顔を新規開拓。
前々からあてをつけておいて、訪れたそのお店では、クリーム、泡、石けんタイプがあって、石けんだと成分がシンプルになるんですよ、とお店のかたに言われて、なるほど、と新たな知見を得た。
石けんと石けんケースを買う。
習慣を変えてみるのは、わくわくする。

帰宅して、部屋の片付け。
引っ越して以降、本の荷解きをずっと放置していて、いよいよどうやって片付けるかを考えるときが来た気がする。
ダンボール箱がまだ山積みなのに、前の家から持ってきた本棚が、すでにほぼ埋まっている。
なぜなのか。
前に読んだ『本にも雄と雌があります』という小説に、本は人知れずひそかに繁殖しているという説が書かれていたけど、たぶんそれ。それに違いないんだ。
と主張すると夫から、ふーん、と低音のあいづちが返ってきたから、本当に早急にいい加減、なんとかしたい。

夜ごはん
にんじんの揚げ春巻き、オクラの梅おかかマヨネーズ和え、キムチ、もち麦入り白米、手羽元と豆腐とえのきのスープ。
春巻き、パリパリ、ほくほく。
子ども、食が進まず。
子どもと会話が噛み合わなくて、本人も夫もわたしもイライラしてしまう。
そのわりには、早めにすっと寝た。
子ども、体調不良の予感がしている。

晩酌
ビール。
みんな寝たあと、本棚の作り方を調べながら晩酌。
ディアウォールってなに。
ツーバイフォーってなに。
調べてもよくわからなくても、それを繰り返していると知識は積み上がって形を成していくから、地道に情報を集める。

そんなふうにネットの海にもぐっていたら、理想的な本棚屋さんを発見。
その名も本棚屋。
1センチ単位で大きさの調整をしてくれるそう。
これを求めてた! とひとり高まる。
そうなのだ、市販の本棚の多くは、奥行きがありすぎて、本を前後2列にしまってしまい、結果奥の本が埋もれることになりがちなのだ。
でもわたしはできれば奥行きは18センチがいいのだ。
薄型縦長壁一面、強度もしっかり、これが理想なのだ。
壁に直接棚板を取り付ける方法もいずれ試したいけど、賃貸だと難しいので、これはゆくゆくやろう。
いろいろと夢をふくらませつつ、決して安くない買い物だから、一晩寝かせて検討することに。

読んだ本
『消費者金融ずるずる日記』
寝る前にちまちまと。


8/26 月曜日 晴れ

今日はついに、うちに車がやってくる日。
思い切って購入した中古車。
夫もわたしも車に対して萌えが特にないので、自分たちに必要な機能要件がそろっているか、それに見合うと感じる金額か、という点に重きをおいて検討して、夫がぴったりくる車を発見してくれた。
遠方のお店なので、夫、特急に乗って受け取りにいく。
車のある生活、大人になってからははじめて。
わくわくする。
といってもわたしは運転免許がないから、乗せてもらう専門なのだけど。

朝ごはん
ハムエッグトースト。

子どもが早起きハイテンション。
あまりに調子がよすぎて、風邪の予兆を感じる。

午前中、思いきって本棚をネットで注文。
昨日発見した本棚屋さんに。
ダンボール箱に囲まれた生活におさらばするぞ、という強い意志をこめて。

夫が出かける前に、ささっと近所の誠実なカフェにひとりでコーヒーを買いにいく。
帰ってきて即、派手にカップを落として中身を床にぶちまける。
ショックを受けて呆然とするわたし、すっと現れさくさくと片付けをしてくれる夫。
もうだめだ、わたしはほんとうにだめだめだ、と落ち込んでいたら、ただコーヒーがこぼれただけだよ、と夫。
なんていいことを言うんだ、と感動した。

片付けたあとで、夫が自宅のコーヒーサーバーでアイスコーヒーを淹れなおしてくれた。
おいしかった。泣くかと思った。
夫はわたしの世話をてきぱきと済ませ、車の受け取りへと出掛けていく。
存在に感謝。

昼ごはん1
ホットドッグ。
近所の誠実なカフェのホットドッグ。
こっちは無事でよかった。

昼ごはん2
冷麺。
つわりのときに買ったけど食べられなかったストックシリーズ、これでついに食べきった!

夫、購入した車を運転して帰宅。
これからいろんなところへ行ける。
とても楽しみ。

夕方帰宅した子ども、変わらずハイテンションだけど、声がガラガラ。
平熱ではあるので、しばらく様子見。

夜ごはん
かき玉うどん、キャロットラペ、キムチ。
子どもの体調にあわせて、あったかいうどん。
しかし本人はひと口しか食べず、ごはんと作り置きの冷凍ハンバーグを食べていた。

晩酌
桃、白ワイン、ビール。
みんな寝てしまったあと、ひとり桃をむく。
桃、大好きすぎて、食べるのに最高なタイミングでしか食べたくなくて、毎年ひとつかふたつしか食べない。
はじめて湯むきしてみたら、つるっと皮がむけて、うれしかった。
桃と、軽めのビールと白ワインを飲む。
幸福な夜。

読んだ本
『野の医者は笑う』
『居るのはつらいよ』を書かれた臨床心理士である作者さんの初期の著作。
めちゃめちゃ面白い。
のんびり読んでいく。


8/27 火曜日 晴れ

記録的な大型台風、台風10号が近づいている。
そして、買ったばかりの車が動かなくなる。
中古だからなあ。
とりあえず販売店さんに連絡して、様子を見ることに。

朝ごはん
コーンマヨチーズトースト。

おやつ?
フライドチキン、塩さばのおにぎり。
赤ちゃんと散歩がてら日用品の買い物。
外は熱気がたちこめている。
この、肌に暑さが触れてくる感じ、なにかに似ている。
そうだ、サウナだ。
帰りにコンビニに立ち寄り、空腹感につき動かされて、アイスコーヒーとチキンとおにぎりを購入。
お店を出て歩きながらチキンにかぶりつく。

妊娠中の食欲は、お腹いっぱいで苦しいのに食べ続けてしまう、ステータス異常のような食欲だったけど、産後の授乳中は、食べても食べてもすぐ胃が空っぽになる、スカッと爽快な食欲。
妊娠中みたいに底なしに食べものを詰め込むことはできない。
この空腹感、消化スピード、今だけの快の感覚。

昼ごはん?
トムヤムそうめん。
きゅうりの水漬けの汁でトムヤムクンのもとを溶かしてスープに。
冷たくしめたそうめんをドボンして完成。
辛い! うまい!

夜ごはん
メモし忘れ。

読んだ本
『野の医者は笑う』
暇さえあれば本を開く。


8/28 水曜日 くもり

大型台風が少しずつ接近している。
外で風がうなっている。
緊張しながらニュースを追う。

朝ごはん
メモし忘れ。

昼ごはん
メモし忘れ。

夜ごはん
メモし忘れ。

この日の夕方、台風対策に、ドラッグストアへ買い出しにいき、お菓子を買い込んだことだけは覚えている。

読んだ本
『野の医者は笑う』
すごくいい本だった。
読めてよかった。
現代の精神疾患の根っこには資本主義が抜き難く関わっている、という視点にはっとした。
東畑開人さんの本、もっと読みたい。
もっと読みたい作家さんがいる幸せ。


8/29 木曜日 台風

台風到来。
保育園はお休みに。
すべての予定が狂う。
まあ時々不如意なのが人生だ。
あきらめて今日はじっとして子どもたちと過ごす。

朝ごはん
メモし忘れ。

昼ごはん
カレー、レタスと青ねぎのサラダ。

家にあるものでさっとカレーを作る。
豚ひき肉を細かく切ってキーマに。
インドの人はきっと豚肉は使わないけど。
子どもがぺろっと食べてくれて安堵する。
レタス、みずみずしくて甘い。
口から夏を摂取。

おやつ
ホワイトケーキ。

お祝いの日なのだけど、台風でケーキ屋さんへ行けないため、ケーキを自作することに。
1人目の弟に聞いたレシピ。
ホールケーキ型がないからパウンドケーキ型で、スポンジを焼く。
果物もなかったので、生クリームのみ。
眠っていた電動泡立て器が大活躍。
不格好ながら、おいしくできた!
夫にも子どもにも好評でうれしかった。
とはいえ、あくまで仮のケーキ。
お祝いの本番はまた後日改めて。

おやつ
せんべい。
台風だからという理由で、珍しく買ってみたせんべいを、気まぐれにちょこちょこ食べる。

夜ごはん
唐揚げ、野菜のみそ煮込み、もち麦入り白米、酸辣湯風スープ。
夫の唐揚げはおいしい。
酸辣湯風スープも、すっかり定番入りした。
毎日本当にありがとう。

読んだ本
『天災から日本史を読み直す 先人に学ぶ防災』
以前おすすめしている記事を読んで、買って積んでおいた本。
今こそ、と思い手に取る。
没頭して読む。


8/30 金曜日 雨

台風一過。
とはいえまだ晴れず、おだやかな雨風。
近隣では大きな被害はなく、少し強めの嵐、といった程度だった。
けれど全国的にみると、深刻な被害が出ている。
みなさん、どうか無事で。
普段はほとんど見ないテレビをちょこちょこつけ、ニュースを見る。

朝ごはん
メモし忘れ。

昼ごはん
カレー、キャベツのサラダ。

昨日の作り置きのカレーと、キャベツを千切りにして塩と酢で味付けした適当サラダ。
カレーはいつもわたしを裏切らない。
なお、わたしにとってカレー作りの1番の難関は、鍋を洗うこと。
スパチュラで鍋肌をこすり落としながらカレーを皿によそったあと、鍋が熱いうちにすぐ洗う。
これが、自分に対して、カレー作りにおっくうな印象を与えないための、大事なこつになっている。

おやつ
ホワイトケーキ。
昨日の残りをおやつにする。

夕方、オンライン打ち合わせ。
九州より東京のほうが雨がひどいとのこと。
心配は尽きない。

夜ごはん
ナポリタン、キャベツのサラダ。
夫の定番ナポリタンと、昼間作り置きしておいたサラダ。
夫のナポリタンはいつもわたしを裏切らない。

読んだ本
『天災から日本史を読み直す 先人に学ぶ防災』
読み終える。
ところどころで、目の前が暗くなった。
何百年もの昔の、震災がもたらした困難、そのいたましさを、身近な隣人の話のように、リアルに語り聞かせてくれる本。
史実のなかの人たちも、かつて息をしていた、体があった、そのことが生々しく迫ってきた。
ちょこちょこ差し挟まれる、震災に関する古文書や展示があると聞いた著者がごはんも食べず家を飛び出し現地へ駆けつけたというエピソードたちに、心が和んだ。
使命感を抱いた学者さんが現代にも存在することに希望を感じた。


台風襲来で、追いまくられるように過ぎた1週間。
出かけられない日の自宅保育は、大人にとっては仕事にも休みにもなりにくい。
子育て、早く楽にならんかな、といつも思っている。
それでも子どもたちはかわいくて、愛しくて、どんなに今が大変でも、10年先にはこの大変さが掛け値なしに宝ものの記憶になることも、わかりきっている。
翻弄されながら、今の暮らしを味わって、でもちょこちょこ逃げてやり過ごして、また気分を切り替えて戻ってきて、それを繰り返して、なんとかやっていく。